TPPは安倍政権の欺瞞を強くあらわしたものである。
安倍政権は、一応TPP反対を掲げて成立した。選挙においては120名以上の自民党議員はTPP反対を掲げた。
しかし、この反対自体欺瞞に満ちた物であった。
衆議院選挙選において、安倍氏が一貫していってきたのは、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り交渉には参加しない」というものだった。約束はここまでである。この言葉で「聖域を守ってくれるんだな」と多くの国民は解釈したのですが、それは勝手読みである。しかし、安倍氏は見事に勝手読みに誘導する。こうした文言の使い方は、日本の官僚の典型的な手法である。
そして安倍首相は日本は交渉力を発揮すると言明した。
「安倍首相は15日、会見を開き、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加することを正式に表明した。
賛否両論の中の決断に、国益をどう守っていくのか、今後の手腕が問われる。
安倍首相は「今がラストチャ
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コメント
> 私は騙される国民の側に、大きい責任があると思う。
騙されているというより、イソップ寓話の「酸っぱい葡萄」状態ではないでしょうか。
どうすることもできないと悟った後は、状況を自分に都合よく解釈するだけ。
米国は日本にとって、さながらカルトの教祖で、日本はそれに一切逆らえない信者同然です。
この信者らは、「教祖」の狂った振る舞いにはまったく目を瞑り、仲間の中からそれを非難する者が現れると、粗探しに躍起になって、難癖、因縁付けレベルの「ルール違反」をあげつらい、潰しに掛かるのです。
私のサラリーマン生活でもお馴染みの光景です。
日本は、本当にどうしようもない国になっていると実感します。
TPPは、日本の安全保障に関わる問題だと安倍晋三は言い放ちました。結局はこれしかないのでしょう。
先生が仰る「騙されるほうが悪い」は、
別の意味でも、近い将来、的中すると思います。
米韓FTAで、韓国側が死守した唯一の聖域である「米の例外品目」が、
発行からわずか1年目にして「再交渉」を求められているようです。
<米韓FTA発行から1年の現状>
http://www.jacom.or.jp/tokusyu/2013/tokusyu130312-20099.php
「入場料」+「会員費」を巻き上げた上、契約内容も放棄。
おそらく「退会料」もふんだくるつもりでしょうね。
もう、やってられません・・。
>No.1、No.2
大好きなおじさんに、私のお友達を紹介しますっ♪
http://www.youtube.com/watch?v=wU55V5uak9g
(ID:32175174)
孫崎氏は国民が「騙されることを望んでいる」と断定しているが、それは間違いであると私は思う。第一に、孫崎氏は安倍政権の方針に反対しているが、孫崎氏の考えも安倍首相の考えもそれぞれひとつの考えに過ぎず、どちらかが正しいという判定は俄にはつけがたい。いずれ10年もして歴史として振り返って見たらわかるだろう。従って国民が騙されているというのは、言い過ぎである。第二に、国民が「望んでいる」というのも言いすぎである。すなわち、平均的な国民には状況を判断できるほどの知識がなく、知能も持ち合わせないのであり、望んでだまされているわけではない。判断できないでおどおどしているだけである。最近問題になっている、TPP、尖閣諸島、原子力発電などについて、平均的な国民には十分な国際、歴史、科学的知識がなく、また、興味もない。孫崎氏にしても前二者については専門家かもしれないが、原発に関する科学的知識があるとは思えない。それが世の中の現実であり、知識や興味の無さは善悪の問題ではないし、その現実について大げさに嘆いてみせるのは、ショウに過ぎず、それこす笑うべき対象のentertainmentでしかない。孫崎氏はその面である程度の成功を得ているようである。