孫崎享のつぶやき

サイドカー1台3530万円に思う。日本の皇室の伝統は警備を強くすることか。「(奈良の) 宮殿は中世の要塞から発達した西洋宮殿の厳めしさとは大きく異なる。宮殿は常に〝軍事 的要素〟の対極をなすもの、つまり文民的で上品な建築だった(『日本国の正体』に記載)

2019/11/27 08:33 投稿

コメント:15

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天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」の警備の仰々しさに驚いた人が多かったのでないか。

 その時護衛のサイドカーは一台3530万円だったという。滅茶苦茶な値段だと思う。

 日本の歴史の伝統で、そのように仰々しい警護をして威嚇するのが伝統だったか。京都御所を見ていただきたい。戦いを生業とする武士の城とは異なる。

 それは奈良時代から続いた伝統だ。

 天皇の警備を高めていったのは、政治利用を行った明治時代からだ。

A-1 孫崎享著『日本国の正体』より。奈良時代に関する部分。

奈良時代の隆盛とコスモポリタニズム

〈奈良が日本の首都であったのは、紀元七一〇年から七八四年までのたったの七四年間。〉

〈短期間に思想・文物が目覚ましい発展を遂げ繁栄し、今なお当時の光明が感じられる。〉

〈奈良の芸術が、日本のどの時代の芸術にも増してさまざまなモチーフ、様式、影響、示唆に富んでいるのは、まさにコスモ

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コメント

サイドカーは、ホンダゴールドウイングをベースにしているようだ。サイドカー専門店「ブリストルドックス」の社長は、「かなり多くの改造を加えたオリジナルモデルに見えますので、オープンカー8000万円といわないまでも、途方もない価格だと思います。」といっている。

瞬時に順走から逆走に切り替えられ,瞬時に左右に車寄せできるという。世の中にない多くの新機能を持った新製品を開発するためには、企業が新製品開発に費やす費用が高額になることを、新製品開発に携わった人は良く知っている。ホンダ技術者が市場が縮小気味にあるオートバイ業界の威信をかけて作り上げたものであり、多くの人に強いインパクトを与えたサイドカーでした。3,530万円×6台=21,180万円であり、試作開発費用が1億円ぐらいかかっているのでしょう。試作開発費を除けば、1台1800万円のオリジナルモデルであり、専門店社長の言葉に納得性がある。

No.13 60ヶ月前

警備の問題とサイドカーの価格の問題とはいちおう別々に論じるべきでしょう。

そのうえで、サイドカーの価格については、どうしてこの値段になるのか(あるいはなってはならないのか)、「そのへんの連中」ではなく本当に詳しい人に解説を聞きたいですね。また、メーカーはホンダみたいだから、ホンダの担当者のコメントも聞きたい。また、どこからその予算が出たのかも(警察予算からなのか、宮廷費からなのかなど)。

警備については、どうしてこういう体制が必要なのかについて警察の具体的なコメントを聞きたい。それなりに納得できるはなしであるとは想像しています。

総じていろいろ疑問は感じるが、これらは「国会でも」ある程度時間をとって明らかにしてほしい。こういう議論を政府がキッチリやることは、むしろ天皇に対する敬愛を増すだろう。

No.14 60ヶ月前

>>13
本当に詳しい人のひとりの意見のご紹介ありがとうございます。参考になります。
なお、このニュースを読むと、
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191126/k10012191701000.html
「12台が納入され、「祝賀御列の儀」ではこのうち7台が使われた」こと
がわかります。

No.15 60ヶ月前
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