孫崎享のつぶやき

日本の民主主義の根源を問う。『日本国の正体』日本、自力で民主主義獲得せず ノーマン 降伏にもとづく諸事情も徳川幕府打倒以後の時期と比較は適切。すなわち、いずれも人民は改革運動を自ら開始せず、根源的な力は上から。前者は軍事官僚、後者は占領軍。

2019/09/18 08:52 投稿

コメント:11

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ハーバート・ノーマンは一九〇九年カナダ人宣教師の子として軽井沢町で生まれる。カナダの外交官。一九四五年GHQに対敵諜報部課長。『ハーバート・ノーマン全集』(岩波書店、一九七七年)に収録の論評「日本民主化の進展」(一九四六年三月ニューヨーク外交協会における講演の概要)より関連箇所をさらに引用する。

〈現在日本で遂行されている改革を永続させ、深く根づかせるような伝統に何があるのかを観ておくことが適切であると思われる。別の言葉で言えば、軍国主義、官僚制、民衆の従属性、確固とした知的均一性の日本とは別にもう一つの日本があるかということでもある。〉(「敗戦直後の日本の政治」ノーマンの死後に発表された)

〈多年にわたって積極的な政治活動から排除されていたため、日本国民は村落や近隣集団は別にして、自主政治(セルフガバメント)の経験を持っていない。〉

〈降伏後の日本の政治状況(一九四五年一二月まで)と一九

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コメント

>>8
米軍基地は、日本だけにあるのではありません。韓国にもあります。ドイツにもあります。イタリアにもあります。

どの基地も米軍基地とともに生きています。変なことを言わないでください。

No.9 63ヶ月前

>>9
答えになってませんね。よそに基地を持った国があるから?思考停止も甚だしい。そういう傾向をノーマンさんの分析で明らかにしたというのが今日のテーマです。

No.10 63ヶ月前

>>10
いくら議論しても一地点に達しない。

国家は国民が方向性を決めるものであり、選挙という制度がある。

ノーマンがいうことは、侵略されたことのない日本人の過去の歴史を考えれば、妥当性を欠くといって何が悪いのですか。日本では言論の自由があるのであり、中国のように変えなければならないような国ではありません。なぜ、ノーマンの考え方を信じなければいけないのですか。日本の体制を変えたいと考える方は、合法的に同調者を集めていくことです。それが民主主義の在り方です。

No.11 63ヶ月前
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