日韓関係がかつてないほど悪化している。

 韓国からの訪日客は大幅に減少し、特に北海道、九州に打撃を与えている。韓国では日本製品の買い控えも進んでいる。そんな中で、衝撃的なニュースがあった。6日付のロイター通信の配信記事である。

〈フィナンシャル・タイムズ紙は関係筋の話として、日産自動車が韓国からの撤退を検討していると報じた。日本の自動車メーカーの韓国での販売台数は、8月は前年同月の半分以下。日産も大きな打撃を受け、韓国輸入自動車協会によると、日産の8月の韓国での販売台数はわずか58台で、前年同月比88%減少。関係筋によると、日産はグローバル事業全体の刷新の一環として、韓国での自動車の販売とマーケティングをやめることを検討〉

 あらためて日韓両政府、国民は今、関係正常化を真剣に考えなければならない時に来ている。

 韓国では1977年から81年に駐韓大使だった須之部大使が絶大な信頼を得ていた。