上皇陛下は平成一三年「お誕生日に際し」てのお言葉において、次のような発言をされている。

韓国から移住した人々や,招へいされた人々によって,様々な文化や技術が伝えられました。宮内庁楽部の楽師の中には,当時の移住者の子孫で,代々楽師を務め,今も折々に雅楽を演奏している人があります。こうした文化や技術が,日本の人々の熱意と韓国の人々の友好的態度によって日本にもたらされたことは、幸いなことだったと思います。日本のその後の発展に、大きく寄与したことと思っています。。自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています。

 武寧王は日本との関係が深く、この時以来、日本に五経博士が代々招聘されるようになりました。また,武寧王の子、聖明王は,日本に仏教を伝えたことで知られております。〉

 今日の日韓関係がいかなるものであるかということと、歴