安倍首相の米イラン関係仲介はなかった。ハメネイ最高指導者はトランプを交渉に値する人物でないと明言。更に安倍首相はハメネイとの会談後「平和への信念を伺うことができた」と会談を評価したが、タンカー魚雷攻撃が発生。

・今次安倍首相のイラン訪問を、マスコミは「米・イラン仲介外交」と位置付けた。

・上記は極めておかしい話である。2015年の国連安保理常任理事国+ドイツとイランの核合意は、イラン側は守る用意を一貫して示し、これに対してトランプ大統領側は、①取り決めは15年間有効で永久にイランの核開発を排除したものでない、②ミサイル開発に言及がない、③シリアなどへの支援を止めていない等を指摘し、「合意には深刻な欠陥がある」として離脱表明を行い、対イラン経済制裁を開始した。

 従って、「核合意を守れ」というべき相手はイランではなく米国である。

・ハメネイ最高指導者は公式ツイッターで声明