マイケル・E. ポーター著は著書『日本の競争戦略』(ダイヤモンド社、2000年)で下記の警告を行っている。
・日本企業はオペレーション効率において先行していた。だがベスト・プラクティスは、早晩ライバルに模倣されてしまう。
・継続的改善の積み重ねは戦略ではない。競合他社の模倣や同じ手法を少し上手に行うことも戦略とは呼べない。
・戦略の欠如がもたらす危険性は、日本の幾つかの代表的な産業事例によって鮮明に例証されている。
ポーター・ハーバード大学教授は1980年『競争の戦略』(ダイヤモンド社、1982年)を出版し、企業戦略の第一人者の地位を確立した。彼は、この本の中で、企業戦略策定のプロセスを次のように記載している。
A 企業がいまやりつつあるものは何か。
1明示的か暗示的かを問わず、現在の戦略は何か。
2戦略の基礎になっている仮説は何か。
B 企業環境に
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日本は、組み立て完成品輸出から、部品輸出と自動車、精密機器など強い完成品輸出で、体力を蓄えてきた。戦略がないというより、我慢するときは我慢することの大切さをしてきたといえる。
2017年末の内部留保金は、企業ベースで446兆4454億円に達している。金融、保険業を加えると、507兆4454億円になり、日本のGDP に匹敵する額になっている。派手さがなく、地味であるが、素晴らしい内容を記録している。
米国との貿易交渉は、トランプ氏が満足の意を示す報道をしている。
①軍事分野で、日本は莫大な防衛装備品を購入することに合意した。
②自動車については、日本のメーカーが米国内に自動車工場建設のため、400億ドル(4兆4636億円)投資することに合意した。
日本の世界戦略が、国家と企業が二人三脚で、これから実行されていく夜明けのような雰囲気が出てきている。極めて良好な状況を見て取れる
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私の記憶だが、戦後の日本の輸出関連産業の復活は新潟県燕三条のスプーン、フォーク、ナイフの製造から始まった。その後、繊維が起こり、鉄鋼、重機械、家電製品、自動車、軽薄短小に至って今がある。自動車のトヨタの頑張りは例外と言えよう。今後、産業の殆どが中国に集中するのではないでしょうか。
でも、心配することは無い。我々には観光資源がある。その為に何をやる?
嫌中の国是を改めること。過去にも言ったことがあるが、日本は巨大なシンガポールを目指して新たな国造りをせねばならない。シンガポールは大中国、大USAを手玉に取ってうまくやってるじゃないか。日本に出来ない訳は無い。これは左翼や右翼の問題じゃないですよ。