A-1:時事関係1ロシア報道官「日本の立場変わらず」 進展なしを示唆
安倍晋三首相とプーチン大統領が平和条約締結を目指して交渉に臨んだ22日の日ロ首脳会談について、ロシアのペスコフ大統領報道官は同日、インタファクス通信に「日本の立場に変化はなかった」と述べ、進展がなかったことを示唆した。両首脳は歯舞、色丹の2島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎とする交渉に引き続き意欲を示したが、ロシア側では交渉が長期化するとの見方が広がっている。
両国は11月と12月の首脳会談で日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることや協議の枠組みで合意した。しかし22日の会談を前に今月14日モスクワで行われた外相会談ではロシア側が北方領土に対する同国の主権をまず認めるよう日本に求め、双方の立場の違いが鮮明になっていた。
ペスコフ氏は今回の首脳会談で日本側から平和条約締結に向
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日本の政府もマスコミも、交渉のイロハを理解していないようだ。
交渉を進展させるには、自分の要求を主張するだけではなく、相手がのめる条件を考えなくてはならない。
先ずは、4島がヤルタ会談で米国からロシアの領有権を与えられたものだと認めなくてはならない。
そして平和条約を締結し、経済などの協力が進展した5年か10年先になって、ようやく歯舞・色丹の引き渡し交渉をスタートできるだろう。
これまでの70年以上、領土問題が一歩も進展しなかったのは、最初に領土返還を求めたためだということを理解すべきだ。