日本の政府もマスコミも、交渉のイロハを理解していないようだ。 交渉を進展させるには、自分の要求を主張するだけではなく、相手がのめる条件を考えなくてはならない。 先ずは、4島がヤルタ会談で米国からロシアの領有権を与えられたものだと認めなくてはならない。 そして平和条約を締結し、経済などの協力が進展した5年か10年先になって、ようやく歯舞・色丹の引き渡し交渉をスタートできるだろう。 これまでの70年以上、領土問題が一歩も進展しなかったのは、最初に領土返還を求めたためだということを理解すべきだ。
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孫崎享チャンネル
(ID:18982160)
日本の政府もマスコミも、交渉のイロハを理解していないようだ。
交渉を進展させるには、自分の要求を主張するだけではなく、相手がのめる条件を考えなくてはならない。
先ずは、4島がヤルタ会談で米国からロシアの領有権を与えられたものだと認めなくてはならない。
そして平和条約を締結し、経済などの協力が進展した5年か10年先になって、ようやく歯舞・色丹の引き渡し交渉をスタートできるだろう。
これまでの70年以上、領土問題が一歩も進展しなかったのは、最初に領土返還を求めたためだということを理解すべきだ。