沖縄県知事の翁長雄志氏が8日午後7時までに、膵臓がんのため入院中の浦添総合病院で死去した。
これは今後の沖縄情勢に大きい影響を与えるのでないか。
先ず第一に知事選挙である。最近、名護市長選挙等で、辺野古移転反対派が敗れているが、それは、「辺野古移転」を争点から外すことに自公が成功したことによる。
多分、「志半ばに倒れた翁長知事の遺志を受け継ぐ後継候補を決めなければならない」(沖縄タイムス社説)流れが作られるのではないか。
その際はいやがおうにも、「辺野古移転の是非」が争点になる。
第二に政府は8月17日にも辺野古沿岸部の埋め立て区域に土砂投入を予定しているが、この実施は難しいだろう。
第三に、上記から、①辺野古移転派が選挙で勝つ、②投票が済むまで埋め立ては出来ないが重なると、政府が強硬に埋め立てするシナリオの実現が困難になっていくのでないか。これは期待を込めての
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辺野古埋め立て 「聴聞」が終了 県は承認撤回予定。沖縄タイムス社説「翁長知事は4年前の知事選で、公約を覆し埋め立て承認した前知事に約10万票の大差で当選。知事の撤回表明は民意を背景にした決断、知事選基地建設問題の争点ぼかしは許されない」
コメント
11日の辺野古移設反対集会に参加するため、天木直人氏は沖縄へ向かわれるという。
「私の中では辺野古移設は絶対につくらせてはいけないテーマだ」
「私はこの目で沖縄の反対運動が本物なのか、はっきりと見届けてくるつもりである」
沖縄に行ったことはないが、矢部宏治氏の著作や映画「沖縄 うりずんの雨」、「標的の村」等でも現実の一端は知ることになった。それだけでも もやは米軍基地など即時排除が当たり前だと思うに十分である。更に辺野古移設については、単なる「移設」どころの話でない。実態は基地の恒久化だ。だから「絶対につくらせてはいけない」のである。
そのためには強力なリーダーも必要だが、最後はそれを支える民意が決め手と思う。先ずは地元、沖縄の民意はどうなのか。
> 最近、名護市長選挙等で、辺野古移転反対派が敗れているが、それは、「辺野古移転」を争点から外すことに自公が成功したことによる。
その市長選挙時、現地で取材されていた田中龍作氏助手の方が、実は勝った辺野古移転派側に かなりのカネがばら撒かれたフシがあるとも語っていた。
先日の記事にあった-普遍的原則を追求すことが優位にあるべきだという認識が欠如してきている-これに通ずる状況と思う。
自らの誇りか処世術か、自由な精神かドレイ根性か...かつてカストロは米国に無条件降伏するくらいなら、我々は死を選ぶ!-旨言い放ったと思うが、それと引き換えに経済的に困窮する羽目になり、内心「冗談じゃないよ」というキューバ国民も多い。
沖縄がそんな風に先鋭化するハズもないが、処世術、ドレイ根性が優位であり続けるのは間違いだ。
>>3
そうですか。推測が当たるといいですね。自称リベラルの予想屋方向変更ですか。
あーあ、世の中おかしくなってきた。
違う、違う。日本人でなく、中国人の沖縄に対する現実的見方なのでしょう。
そーなのか、よく理解できます。
>>6
嬉しそうですな。翁長さんは「嘉手納は認めます。普天間、辺野古は勘弁してくれ」と叫んで亡くなった。辺野古は既に外堀は埋められている。翁長さんの遺志は既に踏みにじられている。沖縄県民には引き継ぐにはあまりにも高邁で骨の折れることではないでしょうか。弔い合戦、心配要りません。あなたたちの勝利です。金目と言う武器があなたたちには有る。仕方ないな。
(ID:18367902)
沖縄内の問題としてみているが、本質的には、本土対沖縄でみる必要性もある。沖縄が勝つ負けるという見方以上に、本土人は、沖縄をどうしようとしているかが、一番大きな課題でしょう。
朝日新聞の解説が一番優れているのでしょう。【知事選は移設計画に反対の旗振り役だった翁長氏の「弔い合戦」の色合いが濃くなる可能性があり、官邸幹部が「無党派層の票の流れが読めない」と語り、行方は不透明だとみる】
我々高齢者から見れば、「弔い合戦」であり、単純に移設反対派は有利とみてしまう。現代の若者たちは、理屈、情緒より打算というか、体制判断による個人的メリットに左右される傾向があり、新しい判断が下される可能性も否定できない。沖縄人に基地問題を任せるのでなく、本土人が考えなければならない問題です。