孫崎享のつぶやき

辺野古埋め立て承認撤回へ 翁長知事27日に表明予定、国は8月17日から土砂を投入する旨県に通知。知事はこの発表によって、土砂投入阻む考え、沖縄の海兵隊は日本を守るためにいるのでない。世界の緊急事態に投入。何故沖縄かを問う必要がある。

2018/07/27 07:14 投稿

コメント:8

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辺野古埋め立て承認撤回へ 翁長知事、土砂投入阻む考え(朝日)

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の沖縄県名護市辺野古への移設計画を巡り、翁長知事は、前知事による埋め立て承認を撤回すると27日に表明する。国から反論を聴く「聴聞」の手続きを経て、8月中旬ごろ撤回に踏み切り、国による辺野古沿岸部への土砂投入を止めたい考えだ。

撤回は、承認後の事業主体による重大な違反や問題を理由に、承認の効力を失わせるもの。撤回により、工事は埋め立ての法的根拠を失い違法となるため、いったん止まることになる。

国は8月17日から土砂を投入すると県に通知している。県による沖縄防衛局からの聴聞は、通知から実施までに1~2週間、聴聞での回答の精査に2週間ほどとみられる。翁長氏は、土砂投入が続くと原状回復が難しくなるため、8月17日までに撤回に踏み切ることを念頭に、タイミングを検討してきた。

一方、翁長

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コメント

埋め立て承認の取り消し処分に対する取り消し訴訟は、最高裁まで争われましたが、県側の敗訴で終わりました。

今回の撤回処分も、国側の処分取り消し訴訟と執行停止申し立てがおこなわれ、最終的に国側の勝訴で終わるでしょうが、翁長氏の目的は裁判よりも知事選に向けた話題盛り上げでしょう。しかし、沖縄での劣化サヨクのやりたい放題はもう十分知れ渡っていますから、今度は取り消しのときのようにそんなに簡単にいくかどうか。

「評価」の部分で孫崎氏は「米軍の海兵隊は何を目的に沖縄にいるか。沖縄や日本を守るためではない。」といいますが、もともと日米安保条約で米軍の日本への駐留は、「【日本国の安全】に寄与し、並びに【極東における国際の平和及び安全の維持】に寄与するため」(第六条)に認められているのですから、それは当然のことです(むしろふだんはサヨク側がこれを喧伝している。孫崎さんも当然知っていることです)。

これを問題にするなら、安保条約を見直さなくてはならないし、それは結局憲法を改正するほかありません。憲法で「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」(前文)から9条と安保条約があるのだという法的論理関係がわかってないから劣化サヨクとよばれるわけですね。

「極東における国際の平和及び安全の維持」というなら、たとえば北朝鮮はシリアに毒ガス施設の建設材料を提供することでカネをえて極東の平和と安全とを乱しているのですから、沖縄米軍が中東まで視野にいれるのは当然のことです。

逆にいえば、北朝鮮がまともな国になれば、沖縄に海兵隊がいる根拠はそれだけ薄れるのですが、北朝鮮がまともな国になれという主張が、孫崎さんからまったくみられないのも、おもしろいところですね。

私自身ははやく憲法を改正して安保条約を相互防衛条約に改定し、海兵隊は(ふだんは)沖縄から出て行ってもらおうという考えです。

No.6 76ヶ月前

知らない人もいるでしょうから、(注)的なコメントをしますが、

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」(前文)

の「平和を愛する諸国民」というのは、(当時の)連合国のことです(当時、米国を中心とする連合国がそう自称している。枢軸国は「平和を愛さない諸国民」というレッテル張りですけどね)。

連合国といっても日本は実質的には米国に負けたので、戦後政治の主流であった自民党の主流等は、「平和を愛する諸国民」=主として米国、という理解で戦後をすごしてきました。

いっぽう、サヨクはこの中における米国の地位を低め、ソ連と中共(ただし現在ではソ連はなく、中共は当時の連合国の一員ではなかった)の役割を高めようとしてきました。

さらにいうと、「平和を愛する諸国民」のなかに、北朝鮮だの韓国だのという(それらが実質的にどういう国かは問わないにしても)、当時存在すらしていなかった国まで、歴史を無視して含めようというのが劣化サヨクということになります。

自民党(主流)、サヨク、劣化サヨクともに、

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」日本を非武装化するという大枠はなにもかわらないわけですね。

No.7 76ヶ月前

大城浩詩氏という沖縄の人がいますが、かれの政策は、

「1年以内に沖縄を独立させ、米軍撤退に代わり中韓などの軍隊を置く」
https://www.recordchina.co.jp/b94048-s0-c30-d0038.html

というものです。

上の説明が理解できれば、この大城浩詩氏の政策が、
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」することのひとつの極端なかたちであることがわかるとおもいます(中韓など、の「など」には、当然、米国、ロシア、北朝鮮、台湾がはいるべきでしょうね)。

さて、こういう政策をどう評価すべきなのか。劣化サヨクのひとびとも、自民党支持者も、よく考えてみるべきときなのではないでしょうか。

No.8 76ヶ月前
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