短絡的で乱暴な措置に驚き、あきれる。憲法が定める「集会の自由」や「表現の自由」を侵害するおそれが大きい。
東京都新宿区が、街頭デモの出発地として使用を認める区立公園を、これまでの4カ所から1カ所に限ることを決めた。区役所内部だけの検討で「学校や商店街に近接していない」という条件を追加することにして、区議会に事後報告した。
同区内で行われたデモは昨年度77件あった。うち60件は、今後は使えなくなる三つの公園から出発している。デモがしにくくなるのは明らかだ。
吉住健一区長は当初、朝日新聞の取材に、ヘイトスピーチ対策に重点を置いた説明をしていた。だが担当部長による議会への報告では、住民の生活環境を守ることが理由とされ、デモ全般の制限を意図したものであることが明確になった。
77件のうち区がヘイト行為を確認したのは13件で、それ以外は労働、平和、反核などテーマはさまざま
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コメント
書かずもがなですが、内容中立規制は、内容規制(ヘイトスピーチ規制もこれにはいる)よりも、
「集会の自由」や「表現の自由」を侵害するおそれが小さい
のですね。しかしたとえばこの朝日新聞の社説によれば、
https://www.asahi.com/articles/DA3S13563399.html
短絡的で乱暴な措置
憲法が定める「集会の自由」や「表現の自由」を侵害するおそれが大きい
ということになります。このへんは、憲法学の基本のところなので、社説を書いているひとが知らないわけはないのですが、「短絡的で乱暴な措置」と驚いて見せたうえで、「丁寧な議論を経て、しかるべき手続きを踏」んでヘイト対策(=憲法が定める「集会の自由」や「表現の自由」を侵害するおそれが大きい措置)をせよと誘導している。
まあ、こんなのに誘導される若い世代はいないのですが(朝日新聞のそれも社説なんかそもそも読まないから)、どういう人が誘導されるかを観察するのもまた楽しみです。一種のバカ発見器ですから。
新宿区も忖度してMR.ABEに褒められたいのでしょう。いや、そうじゃない。何か見返りがある筈だ。バックは小池じゃないのか。希望の墜落であせっているのじゃないかな。自民党系は嫌らしいよね。最近とみに。
現在のリベラルの堕落というか、時代遅れというか、馬鹿さ加減が分かる事件があった。
JR東でストを設定しようとしたら、組合員の3分の2が脱退してしまった。教職員はリベラルとしては堕落してしまっているが、リベラルの中核JR東が組合員の意識の変化についていけないようだ。わたしがなんども言っているように、いい悪いでなく、自己メリットでしか判断しない若者が社会の中心で活躍しているのです。リベラルの救いようのない姿に、真正面に向き合うリベラルがどんどん欠けているということでしょう。
(ID:18367902)
異なるものを排除する論理は、学校で長く続いていて、やめるやめさせる行動が、リベラルといわれる人たちからも湧きあがらない。皆が皆、見て見ぬふりをして、いざ、いじめが殺人などとなると大騒ぎするが、一時の混乱が終わると、すぐ忘れてしまう。この繰り返しが、何十年も続いている。異質なものを排除する論理が健在であるということでもある。
異質なものを認めない社会を、学校内では認めているのであるから、新宿区が認めないからといって、何ら不思議なことではない。新宿区民は、学校で、いじめにあわないように、皆と同じ行動をとってきた結果、社会にでても異質な行動を制限しようとしているに過ぎない。学校でのいじめに敢然として取り組まないリベラルに大きな責任があるのではないか。