中国の権力闘争については様々な見解があるが、下記ロイターの見方は極めて一般的。
現在は江沢民派が優位であるが、共産主義青年団派は地方などに勢力を着実に築き、17年には常務委員の半数以上を占める、習近平氏の基盤は弱いと分析。
4日ロイターは中国指導部の権力構造について、下記を紹介している。
・毛沢東やトウ小平のような中国共産党の第1─2世代の指導者は、唯一の絶対権力者として政権を支配。しかし過去20年の指導者らは「派閥」体制による組織的統治。
政治局常務委員会(定員7人)と政治局(定員25人)に自らの派閥のメンバーを送り込もうと争い。
・昨年11月常務委員7人選出。うち5人は次期選出時の2017年に定年、再選は習近平氏と、の李克強氏のみ。
・2つの派閥は、1つが江沢民前国家主席が率いる「上海閥」。もう1つは胡錦濤国家主席に連なる「団派」で、党の青年組織である共産主義青年団(共青団)の出身者。
・17年
中国指導部の権力構造(江沢民派と共産主義青年団派の主導権争い)
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