今次憲法改正の主眼は「自衛隊を米国戦略のために海外で戦闘できるようにする」ことを目的とした九条改正にある。

それが焦点になって、国民の反発を招くのをおそれ、かつ少しでも改憲に賛成する人々を増やそうと教育問題を持ち込んできた。

「教育無償化」を書き込むなら、それは一つの考えだ。それは見送るという。その代わりに「教育環境を整備するため、国の努力義務」を書き込むという。

努力することを義務付けると言ったって、何も実現しなくても「努力している」と言えばいい。

余りにも茶番だ。

事実関係

「教育条文案、「無償化」見送り=国に努力義務―自民改憲本部」時事通信

自民党憲法改正推進本部(細田本部長)は21日の全体会合で、教育の充実に関する改憲条文案を大筋で決めた。

教育の環境整備に向けた国の努力義務を明記した。昨年の衆院選で改憲項目の一つに掲げた「教育の無償化」の文言を