鳩山氏は素敵ですね。

彼はブルジョアジーなのに実にリベラル。

亡くなった西部氏はプロレタリアート出なのにウルトラ右翼。

だが、両者に一致するポイントが一つだけある。それは米ネオコンの邪悪性をしっかり認識していることだ。

①森友問題　一般的には官僚と業者の癒着であるが、官僚と発注者の癒着。とりもなおさず、天の声が鳴り響いたということでしょう。安倍夫人の責任は重大である。
②沖縄予算の減額。何が削られたかを調べないとわからない。
③日立と東芝との違いがなぜ起きるか。東芝の失敗を教訓として国が債務保証することになったか。国民の税金を一企業のために使うなど、その合理的説明が出せるのだろうか。
④貴乃花問題に対して、マスコミの問題というより、コメンテーターの問題が大きい。相撲界の閉鎖性は改革していかなければならないことでしょう。
⑤リニア問題は、昔から続いている利権談合が脈々と息づいている証拠であり、抜本的対策が取られない。毎度おなじみの光景が展開され、民間の社長がやめてお手打ちなのでしょう。

鳩山氏のように、内政問題を提起するのは正しい指摘である。このような問題を多く取り上げてほしい。なぜなら、我々の生活に直結しているから関心が深いのです。

アベなどと比較すること自体が失礼な鳩山元首相の知性／モラル、且つ森ゆうこ議員と同じベクトル故にツイートへの反響も大きいのだと思う。日本社会の右傾化（実際は引きこもり＆偏狭化）が言われて久しく、本屋にはその種の反吐が出そうな本ばかりが平積みだ。こんな本を好んで買う人が今や そんなに多いのかと思いきや、やはり実態はそうでない。
週刊読書人・新年特大号に各出版社の「売行き好調の新書１０点」が載っていたが、イカレた本が目に付くこともない。平凡社新書では鳩山氏の「脱 大日本主義」もあった。
しかし、長らく日本の中枢に身を置いてこられた人である。腹を括る覚悟を持たれれば変化を起こす力があると思うも、結果として単なるガス抜き役に終わってしまうのでないか。

鳩山さん、総理の頃はお坊ちゃま、今は慧眼してムキムキマンにまで成長したかのよう、まだまだこれからのご活躍に期待します。