望月衣塑子氏は、激しさを持った記者である。とにかく、事件に全力でぶち当たる。この本も、中途半端に終わっていない。きれいごとを書いて終わる本ではない。「新聞記者」として生きて来た自分に、全力で対峙して書き込んだ。
終わりの所をみてみたい。
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これから社会部に所属する新聞記者として何をすべきなのか。
質問をし、答えてもらうことがもちろん目的だが、今の菅官房長官では難しいと感じている。では質問をすることは意味がないことなのかといえば、私はそうは思っていない。
在任期間が歴代最長を数える菅官房長官は、政権を揺るがしかねない閣僚のスキャンダルや湿原を批判されても、「ご指摘にはまったく当たらない」などと一蹴。表情をほとんど変えることなく、鉄壁ともいえるガードをみせてきた。
しかし約3か月にわたるやりとりのな
コメント
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新聞記者というのもフラストレーションの溜まる仕事だということでしょうか。裏を取ろうとすれば、弾圧に遭う。「記者クラブで無難な記事を書き出世する」。それが出来ない性分には過酷な仕事ですね。
(ID:19005377)
>>1
新聞社も私企業ですから、顧客である広告主の意向もあるし、広告主は広告主なりに最大の顧客でもある国家権力の意向に逆らえない弱い立場なんです。望月さんが新聞社で出世するのはなかなか難しいと思うんですが。勿論、私は望月さんが部長になり常務になり社長になってもらいたいたいのですが、そういう原理ではこの世は動いてないと私は思うんです。
望月さんは毛頭出世しようとは思ってない。与えられた職務で真実を生きようとしている剛の者じゃないでしょうか。
(ID:11773811)
こういう記者はもうニューヨークタイムズにはいないのではないか。日本にはメディアはあるが、ジャーナリズムがないと恥ずかしく、物足りなくも思うことがあったが、いやいや剛の者がいたんですね、改めて教えてもらった。日本のジャーナリズムを一人でしょって立ってるくらいの迫力を感じた。
また、上司や父とのやり取りが、かつての誇りある日本人の姿を彷彿とさせた。今の日本人は日本人じゃない。金がすべてだからね。卑しいんだ。