A ;事実関係
1:CIA発表「CIAは朝鮮ミッション・センターを設置」、5月10日
北朝鮮の核兵器、団藤ミサイルの脅威に対応するため、CIAの資源、能力、権威を利用する為、朝鮮ミッション・センターを設置した。
北朝鮮の標的に対応するため、彼らの経験と創造性を一つの組織に統合するため、専門家を招集した。
経験を積んだ工作分野の要員が朝鮮副長に指名され、センターを指揮する。新ミッションは他の情報コミュニティと緊密に協力する。
2;関連報道
13 日付BREITBART報道(CIA Establishes Special Mission Center for North Korea)
・CIAは本部にT朝鮮ミッション・センターを設立したと発表した。
・北朝鮮はCIAに対して、CIAが韓国情報機関と協力し化学兵器、生物兵器、ナノテク等の採用で、北朝鮮の独
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「外国人の日本・日本人論」、ルース・ベネディクト(戦争情報局の日本班チーフ)、「日本人は自ら歩むべき道を描かない、地図」に示されている道をたどる時にのみ安全。人はそれを改め、反抗にではなく、それに従うことにおいて勇気を示す」
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トランプ大統領、就任後、100日以上経過しているが、支持率約40%では軽減せず。保守層に手堅い支持。コミーFBI長官の解任は明らかにFBIによるトランプのロシア関連捜査の中止を意図。だが共和党支持者の79%はこの解雇支持。
コメント
米国CIAは、マレーシアでの諜報活動で、情報提供者金正男氏を暗殺でなく、公衆の面前で見せしめのように殺害された事実は、かなりプライドを傷つけられたのでしょう。諜報活動の世界で、米国が北朝鮮に負けたということである。
孫崎さんの「善悪」の指摘とは別に、表の戦いと裏の戦いがあり、対立がある限り、あらゆる選択が取られることを双方は覚悟しており、第三者が善悪を判断できる問題ではないといえる。米国が、本格的に対応するということであり、北朝鮮の諜報活動が並々ならぬ力を持っているということでしょう。
CIAが公然と主権破壊工作に手を染めるのは初めてではないでしょうか。ダレスが創ったCIAは秘密工作を主業務していた筈です。このように朝鮮ミッション・センターが立ち上がると北朝鮮は「ALERT」体制に入る。北朝鮮にとって明確な敵が現れたわけですから、北朝鮮の士気が向上するのは間違いない。そして、核・ミサイル戦略に更なる磨きがかかることになるでしょう。北朝鮮みたいに高度に発達した全体主義は工作や挑発や嫌がらせにはびくともしないと私は懸念します。ベネデイクトさんの「菊と刀」に描かれた日本兵士の頑なな戦線離脱忌避心理は北朝鮮国民全員にも強い形であるのではないだろうか。
このような国の核を持ちミサイルを持ちたい心理は北朝鮮のトップ層にとって専守防衛という観点からもその有効性を否定するわけにはいかない。リビアのカダフィ、イラクのフセインを見ればそのことは明白。無実の罪の首長が米国によって無惨にも首を切られているからだ。
半島のデモグラフィを見れば、大人口のソウルが最前線の近くにある。ソウルは北朝鮮の事実上の人質なんです。この特殊状況から判断すれば、問題の解決は武断ではあり得ない。経済制裁も効力が無い、となれば、粘り強い対話しかない。当面、核・ミサイルの凍結を目標に関係諸国が話し合いを行うべきだと私は思います。
ただの想像なので真剣に受け取られても困るのですが、
この機関は北朝鮮になんらかの変化がある「まで」だけではなく「その後」も射程にいれた機関だろうとおもいます。中露韓にはもちろんカウンターパートがありそことも交渉するし、おそらくは北朝鮮のカウンターパートとも「その後」についての交渉をするための接触をする。普通の外交ではないので、CIAが担当することになるのでしょう。
これは必ずなにか大きな変化があるという意味ではなく、もし変化があった場合の次の段階をスムーズにおこなうために必要なことなんだろうと思います(たとえば米中露韓の軍隊の進駐をスムーズにおこなう、北の民への食料医療援助をするため国連をいれる、など)。
日本のカウンターパートも確実に絡んでいると思います。拉致被害者がいますから。
こういうのは公然化しないだけで常に必要に応じてあるんだろうとおもいますが、いまわざわざ公然化したのは、文在寅政権へ圧力をかけるためと米国が半島情勢の中期的な主導権を握るという意思を示すため、くらいかな。あまり良い説明が思いつきません。
文在寅は(米国の圧力のせいかどうかはともかく)選挙中に言ってたこと(北朝鮮訪問)を事実上撤回しました。当面は情勢への主導権はなくなりました。
一方、米国が半島情勢の中期的な主導権を握るというのは、たぶん結局失敗するだろうとおもいます。