窓崎先生が指摘されていた安倍夫妻と迫田元財務省高官から籠池氏への過分な便宜供与があったのではないかということが今日の喚問で益々信憑性を帯びてきたと私は観ました。与党の質問は見苦しかった。

学校経営の健全性確保が、森友学園にとって重大な問題となっており様々な動きが出ている。

①学園建設費を、低価格に抑えることであり、審査に通りやすくするため、籠池氏に助言した大阪の役人、建設業者の介在が予想される。
②返済年数を20年から５０年に延ばせば、経営負担が低く抑えられ、建設業者などの助言が想定できる。
③年数を伸ばすことができず、売却価格を安くするために、汚染土壌が想定より多くなっており、安倍首相サイドから官僚に圧力というか、要請があり、財務官僚が安くしたのでしょう。

経営健全化を、籠池氏の要請に基づき、安倍首相が、夫人を通じて肩入れしていたことは明らかであり、今回出てきた、ファックスの内容は、間接的に安倍首相の介在を明確に示している。介在はないといっているので、進退が問われることになるが、新たな証拠が出てくれば、さらに大きな打撃になるのでしょう。籠池氏の落ち着き払った態度は、起訴訴追などされればさらに暴露するものを持っておられるのでしょう。籠池氏を追い込んだのが、自公にとってプラスに働いたのかマイナスに働いたのか、安倍首相側が夫人を通じて、不用意にあまりにも近づきすぎたといえないか。

今日の籠池氏の証言はまじめに事実を述べていた、と思います。与党は「昭恵夫人１００万円寄付」でささいな記憶違い等で”偽証”にはめようとしました。特に、公明と維新が恫喝しワナをしかけようとしましたが、籠池氏は引っ掛からなかったようです。むしろ、昭恵夫人が財務省との間を取り持つかたちで、秘書を使い間を取り持ち便宜を図っていた事実が出てしまいました。安倍夫妻の「一切関与がない」と言うのが嘘であることが白日の下に出てしまいました。テレビを見ていた国民視聴者は、「安倍夫妻の関与は疑う余地がない。１００万円寄付の件もきわめて具体的な証言で、複数の人間が関与しており実証は可能であろう＜状況証拠として＞」と感じています。当然、つぎは昭恵夫人の証人喚問を国会が行うべきと考えています。このような政治状況、非常に緊迫した政局に変貌しつつあるなか、野党は「昭恵夫人証人喚問要求」を国民の総意と捉え、審議拒否で国会を止めてでも、国民の意思を通す、”政治感覚”があるのでしょうか？　今こそ【玉取り】の好機に違いないのですが。民進、共産、自由、社民、諸派、一致団結して踏ん張れ！　市民、国民は、間違いなく応援、求めている！！

昭恵夫人が籠池氏の依頼を受けて、谷秘書官を通して財務省へ問い合わせ、その回答を籠池氏へファックスしたわけだ。きわめて素直で判りやすい話だ。昭恵夫人が「一切関与していない」「谷秘書官が私的に財務省に聞いて籠池氏に便宜を図って伝えただけ」とフェイスブックで述べている。谷氏がすべて私的に行った行為と言う逃げ口上を言っている。明らかな偽証だ。
これは、谷元秘書官と谷氏に電話対応した財務省の担当者を証人喚問すれば、一発で正否が判る。谷氏には「個人的に籠池氏要望を財務省に確認したのか？」担当窓口には「谷氏からは個人的な依頼として籠池氏の状況を問いただされたのか？で、あなたも個人的な意味で回答をしたのか、善後策を講じる趣旨も述べているが私的な意思か」と聞き証言を求めればいいのだ。個人的な行為なら公務員法に触れるだろう。公務とすれば昭恵夫人からの依頼が必須となり、昭恵夫人の偽証が確定する。谷秘書官と電話対応した財務省担当者の証人喚問が急がれるし、必須であある。野党はしっかり考えてほしい！！