・アメリカにおいて1980年代、レーガノミックスに代表されるような市場

原理主義への回帰が起きた。自己責任を基本に小さな政府を推進し、均衡財政、

福祉・公共サービスなどの縮小、公営事業の民営化、グローバル化を前提とし

た経済政策、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止などの経済政策の体系。

競争志向の正統化するための市場原理主義からなる、資本主義経済体制をいう。

・経済効率を求める考え方ではあるが、失業などの敗者を生み出す。

・市場主義的原理主義者は経済効率を追求する貿易、技術革新などは個々の労働者などに害を与えても国全体の富の拡大は勝者が敗者に代償を与えるということで社会に善とされてきた。しかし、現実には勝者が敗者を補う機能は全く果たされず、敗者の貧困化の過程が促進している。

・これに対して一般国民の不満が、政治勢力として結集し始めた。それがトランプ誕生