孫崎享のつぶやき

「いまドイツとフランスは戦争するでしょうか?」と訊かれれば、多くの人は「しない」と答えるでしょう。第一次大戦と第二次大戦で独仏は戦いました。なぜいまは戦わないと思えるのでしょうか。相互依存関係が強まることによって戦争が遠くなる(『21世紀の戦争と平和』)

2016/11/29 08:11 投稿

コメント:9

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「いまドイツとフランスは戦争するでしょうか?」と訊かれれば、多くの人は「しない」と答えるでしょう。第一次大戦と第二次大戦で独仏は戦いました。なぜいまは戦わないと思えるのでしょうか

 

 私は講演でしばしば、このように問いかけます。

「ドイツとフランスは、いま、戦争するでしょうか?」

 すべての人は「戦争はしない」と答えます。

 なぜでしょうか。ドイツとフランスは第一次大戦と第二次大戦を戦いました。それがなぜいまは「戦争はしない」と言えるのでしょうか。

 たとえば、領土を争点にしようと思えば、領土問題は潜在的に存在しています。九州の七割くらいの大きさの、アルザス・ロレーヌ地方は、人口の七割がドイツ語系の言葉を話しますが、いまはフランスの領土です。ほかにも争点がないわけではありません。

 ドイツとフランスは、第一次大戦と第二次大戦に莫大な死者を出しました。

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コメント

辺野古・高江での基地建設強行も同様です。

No.7 96ヶ月前

>>3
貴兄のナラテイブ(narrative:コンサイスには物語と出てますが、米国のリベラルは主張や見解や見識の意で使っているので
敢えて採用しました)に賛同します。最後の行は圧巻です。

No.8 96ヶ月前

勉強不足でよくわかりません。欧州合衆国とは、つまり今のEUでしょうか?英国が脱退したのは長期的には「平和」の退行なのでしょうか?
また「統合」という理念が、資本のグローバリズムと一体(あるいは利用)しているような気がしているのですが?
また「ナショナリズム」(国際的にはパトリオットかも)とは「統合」の逆の理念で、相容れないものなのでしょうか?
民族自決の概念も「平和」にとって「危険思想」なのでしょうか。
色々と無知ゆえの屁理屈、恐縮いたします。

No.9 96ヶ月前
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