平和的手段での平和構築②、国家間の軍事紛争は現在、急速に減少し、二〇一〇年ごろからゼロに近くなっています(『21政治の戦争と平和』から)
まず「一九四六年から二〇一四年間の紛争タイプ別傾向(Trends by Conflict Type, 1946-2014)」を見てください。。
Global Conflict TrendsTrends by Conflict Type, 1946-2014
http://www.systemicpeace.org/CTfigures/CTfig13.htm The Center for Systemic Peace (CSP)
この表から、次のことが読み取れます。
○一九八五年、ソ連のゴルバチョフ書記長が米国を敵と位置づけなくなったころから、国家間軍事紛争は急激に減少し、二〇一〇年ごろからは
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平和的手段での平和構築①第二次大戦以降、植民地経営は、抵抗運動や植民地への経済投資の負担で、宗主国にはマイナスの事業となりました(『21世紀の戦争と平和』から)
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「いまドイツとフランスは戦争するでしょうか?」と訊かれれば、多くの人は「しない」と答えるでしょう。第一次大戦と第二次大戦で独仏は戦いました。なぜいまは戦わないと思えるのでしょうか。相互依存関係が強まることによって戦争が遠くなる(『21世紀の戦争と平和』)
コメント
孫崎先生が言われる「国家間戦争を行うことは一切合理性の無い選択なのです」という結論に私は100%賛同します。
にも拘わらず日本国の安全保障論は北朝鮮と中国とロシアが攻め込んで来るから大変だ。それに備えなくてはならないということが前提となっています。日本国民の殆どがそれを是として受け入れている。このことは間違いだと私は考えてます。
北朝鮮や中国やロシアは安全保障を唱えながら専制的に攻めて来る日本と米国の偽らざる姿、本質をじっと見つめているわけです。両国には沢山前科があります、そのことは歴史的にも実証済みだし、その歴史を今も尚両国は反省しないし、改めようとはしていません。
続く
>>3
続き
孫崎先生ご提供の紛争タイプ別表では確かに1990年以降国家間、革命、民族に関わる戦争が下がり傾向にありますが、その間、実は米国とイスラエルが中東で「大イスラエル構想」の実現に向けて周辺アラブ諸国への圧迫強化を行い、そしてイラク戦争を行い、イスラム国家を創り、シリアの撲滅作戦に忙しく立ち働いています。その結果、このようなグラフになったと私は考えています。米国、イスラエルのかかるジョイントベンチャーを見かねたロシアと中国はシリア支援で介入することになり米国、イスラエルの作戦は行き詰まっています。
でも、米国好戦派はしぶとい。その代わりに矛先を東アジアに向け始めました。朝鮮半島、尖閣、南中國海のサンゴ礁領有をめぐって国家間戦争が起こる可能性は十分にあると私は観て居ます。出来るだけ早く好戦的な安倍政権を退場させねば、えらいことになりまっせ。韓国ではプロレタリアートが動きだし政権交代を実現させようとしています。米国には想定外でしょう。この想定外の動きは朝鮮半島の緊張を緩めることになりましょうが、その代わりに尖閣が緊張するのでは困ります。
孫崎さん、戦争というものは合理性など無視して起きるものですよ。
かつて不人気で青息吐息の政権運営を強いられていたサッチャーは
なぜ、あれほど永きにわたって首相の座を守り抜いたか。
フォークランドをアルゼンチンが占領するという神風が吹いたからです。
そのあとの総選挙で圧勝できたのは、ひとえにガルチエリのおかげです。
パククネは今、北からの攻撃を切望しているでしょう。
彼女が救われる唯一の道です。
そもそも、米国とイスラエルにとっては戦争を起こすことが合理です。
戦争がなくなれば生きていけない国です。
(ID:18982160)
国連憲章では、他国から侵攻された国が支援を要請した場合に限り、国連加盟国が支援することは認められている。
しかし、シリアに対する米国やNATO軍の攻撃や、南スーダンの大統領派に対抗する部隊の派遣は、国連憲章に違反する「内政干渉」である。これに自衛隊が加わることは「日本軍による侵略行為」に外ならない。速やかに撤退しなくてはならない。