トランプは、プーチン大統領を称賛することにより、相当の違和感を持って報道されてきた。それはトランプの国際感覚のなさという形で報じられてきた。
しかし、トランプは、不動産業を通じ、ロシアの実業家、及び政治家と豊富な人脈を有している。
対外強硬派ネオコンはオバマ政権下、ウクライナ問題を作り出す等ロシアとの緊張を意識的に作ってきた。当然トランプの考えとは違う。対外政策ではここで、トランプとネオコングループの対立が生ずる。
A事実関係
(1)ニューヨーク・タイムス紙
ロシアセルゲイ・リャブコフ副外務大臣はInterfax に対して、彼の同僚たちがトランプ陣営と接触していたことを認めた。
トランプは選挙期間中、プーチンを称賛し、ロシアの情報機関がヒラリーのEMAILをハッキングするのを奨励したと言われている。
先月FBIはトランプの前キャンペーン・マネジャーPaul Man
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
-
トランプ誕生と米軍基地、トランプ「日本の米軍駐留経費負担は実際のコストより、はるかに少ない。負担を大幅に増やさなければ、撤退をいとわない」、実は米軍が日本を守っているわけではない。「どうぞ撤退してください」と言えばいい。
-
一覧へ
-
トランプは安全保障政策、特に対ロシア政策でネオコンと対立する。この時、ネオコンはトランプに何をするか。NYTでDavid Brooksは「この男は多分一年内に辞任するか弾劾されるであろう」
コメント
軍事に無用な多大の予算をつぎ込むことは、多くの国民が多大な犠牲をこうむることでもある。
軍事超大国米国とロシア、中国が話し合いによって必要最小限度の軍事費をつぎ込めば、民生の費用が増大することにつながり、米国、ロシア、中国の国民の生活がアップするということであり、開発途上国の生活アップにもつながってくる。なんといっても、軍事費に多くのお金を費やすほど愚かなことはなく、米国とロシアの対立が協調路線に切り替わっていくことを願いたい。
ウクライナのエライさんが、「いつ、どうやってかは言わないが
クリミア半島は必ず取り戻す」と言ってました。
クリミア半島とロシア本土とは橋をかける工事が進んでおり、
それは中国が請け負っている。
ウクライナの入国許可などなしで多数の中国人技術者や労働者が
クリミアにいる。
ウクライナは中国と国交断絶しただろうか。
そこまではしないが激しい抗議をしただろうか。
もう、とっくに勝負はついている。
ロシア連邦と中国の契約を阻止できなかった時点で。
クリミアはロシア連邦のものであると。
名も実も。
トランプの現実主義はいいね。
ネオコンは怒りくるうだろうけど。
トランプさん、暗殺に気をつけてね。
米国の支配層は21世紀に入ってISLAMOPHOBIA(回教徒嫌悪という心的病菌)とRUSSOPHOBIA(スラブ民族を嫌悪する心的病菌)を主流メデイアを通じて米国のみならず世界中に大金を使い流布させました。そして彼らは米国政府をも完全操縦し中東とロシアを圧迫してきました。ブッシュとオバマはそのパシリを務めたということになります。米国支配層は原油価格を暴落させルーブルを国際市場から追放することまでやったが、中国がしっかりロシアを助けるに至って米国支配層の野望が行き詰まった、そういうところにこれまた厄介なトランプが出現して米国支配層は致命的に近い打撃を蒙ったところではないでしょうか。
過去を振り返ると同じ事態が二度米国で起こってます。フランクリン・ルーズベルトが台頭した時もそうでしたし、ジョン・F・ケネデイの時も米国支配層は大きなショックを受けました。前者の時は支配層は軍人によるクーデタを企みましたが、心ある軍人の内部告発で未然に抑えられ、フランクリン・ルーズベルトはかの有名な4つの自由を求める画期的政治を行い大成功を収めました。ケネデイはソ連のフルシチョフとぎりぎりの交渉を行い第三次世界大戦を避けました。そのことはまだ多くの人々の記憶に残っているでしょう。
トランプが選挙期間中吐露してきたものは全て米国支配層の思惑と衝突するものです。今後随所で両者間に緊張が走るでしょうが、せめて世界平和に向けては妥協することなく全力投球で取り組んで貰いたいと切に願うばかりです。