ヒラリーが大統領になった時の影響については今後、様々な点で論議が進んでいくとみられるが、ワシントン・ポストが社説を掲載した。基本的に不安的面を強調している。主要論点、

1:国内政治

(1)リベラル的スタンスの継続
・クリントン氏が当選した暁には、オバマ大統領が推進してきたフランス流の福祉制度や規制を継承してさらに推し進めていく。米国内のあらゆる問題に関して、クリントン氏はオバマ大統領の考え方に添い、そこからさらにリベラルな方向に向かって歩み続けてきたといえる。つまり彼女は税率を上げ、すでに負担しきれていないエンタイトルメント(義務的経費)への支出をさらに増やし、米医療保険制度改革法(通称:オバマケア)のための助成金や物価統制も推し進めていくことを選ぶだろう。また、あらゆるビジネスに対する規制を強化し、政治発言を制限し、学校や教会においてはよりリベラルな社会的価値観を押しつけよう