A:事実関係

天皇陛下の生前退位などについて検討している政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長・今井敬経団連名誉会長)は27日、首相官邸で第2回会合を開いた。生前退位の制度化などに関し意見を聴く各界の専門家を、石原信雄元官房副長官や園部逸夫元最高裁判事ら16人と決定。現行法制の下でどのような負担軽減が可能かについても議論した。石原氏らのほか、ジャーナリストの櫻井よし子氏や八木秀次麗沢大教授といった安倍晋三首相に近い保守派の論客も選ばれた(時事通信)。

B:評価

・この種、「有識者会議」は基本的の政府の考えている方針の体裁をつけるために、「専門家」を呼んでいるに過ぎない。

・「有識者会議」がどのような方針を打ち出すかは、官邸等が用意し、それには「箔をつける」役目以外のものの何物でもない。

・こうした「有識者会議」が客観的合理性を求めて論議することはない。

 そのような性質