今度の参議院選挙は、参議院で改憲を行う3分の2を自公が獲得できるか否かが最大の焦点である。
参議院選挙は定数242、非改選 121、改選121である。
3分の2には162の議席が必要である。
非改選自公76、大阪維新5、こころ3、計84ある。これをAとする。
22日朝日新聞夕刊で、「調査では憲法改正に前向きな非改選無所属議員が4名いる」としているので、これを合わせると88となる。
これをBとする。
Aのケースでは自公、大阪維新、こころが78とればいい。
Bのケースでは自公、阪維新、こころが74とればいい。
別の表現をすれば、前回獲得の84からAでは自公、大阪維新、こころが6議席減内であれば3分の2が確保でき、7議席減であれば確保できない。
Bのケースでは10議席あれば3分の2が確保でき11議席であれば確保できない。
その中で一人区を見てみたい。
2013
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コメント
7つの選挙区で逆転ならかろうじて3分の2を阻止できるが、11の選挙区となるとどうなのか。11の選挙区で逆転可能かどうかで、選挙情勢を見ていくべきでしょう。
今回の選挙は、憲法の問題、アベノミクスの評価の問題ではなく、現在の国民生活実態に国民が満足しているかどうかであり、不満足度を下げるため、政府は給付金を幅広く支給している。お金に弱い国民度は、自公になびく要素が大である。政権党はあらゆる画策をしてくるので、国民の理解を得やすい政策をどよように理解しやすいように説明するかにかかっているが、国民に寄り添っているかどうか、疑わしい面がある。例えば、憲法と安保の矛盾を解消した政策はともかく行動が打ち出せない。本土と沖縄で安保に対する行動が遊離しているのです。
(ID:19005377)
孫崎先生の分かり易い計算、ありがとうございます。
翼賛メデイアの資金力にものを言わせた大応援を得ても、国民の大半が戦争憲法にネガテヴなことに変わりはない。しかし、選挙をするとこのように伯仲する。普選が民主主義を保証するということが嘘だということをこの事態が証明している。
まーここで制度を批判してもどうにもならない。とにかく一人一人が投票場に出向き投票率を上げること。そのことしかない。もう一つ、敵つまり新自由主義は潤沢な資金によって裏付けられている。何をするか分かりません。勝つためには手段を選びません。要警戒。それから、開票の公正を当局が図るよう牽制的監視を怠ってはなりません。この国は内部告発が無い稀有の国ですから心配です。不在者投票の取り扱いが不明朗だという指摘が根強く続いていますし。