素敵な対談でした。

真白さんが「福島原発の爆発でそれまで追いかけていたテーマが変わり政治と報道に自分の関心が移った」と話され、私も同様なので特に印象に残っています。

藤井さんから「若い人たちが憲法、安保法制、安倍政治に関心を持たない理由は就職に不利になるのを恐れているとかではなく単に無知なだけだ」との発言があり、正直、私は元気付けられました。これからのキャンペーンに展望が開けるようで頼もしい限りです。

「とにかく、投票に行こうよ」。投票に行きさえすれば考える。

自然体ながら、本質をついている素晴らしい人を動かす言葉ではないでしょうか。「投票所に行きさえすれば、投票する人を考える」し、「投票する人を考えれば、投票所に行く」、人間の当然の言動の原理を、さらりと言ってのける。若いしかも女性が人を動かそうとする、しがらみをさらりと切り捨てられるリーダーは、日本も女性が握っているのではないか。日本版ジャンヌダルクの登場を願ってやまない。

とても愉しい対談でした。ゲストのお二人が非常に建設的な方だったことも大きいと思いますが、世代間交流の現場を垣間見ているような刺激もありました。
それにしても、孫崎さんも「凄いねぇ」と何度も唸っておられましたが、お二人の行動力には脱帽です。
「戦略なき日本人」でも、男の場合は彼是考え、往々にして「リスクがでかい、ムリだ」と結論付けがちですが、どうも女性は戦略練るよりも先に とにかく動き出すタイプの人が多い気がします。男より楽観的なのか、自由なのか、よく分かりませんが（笑