戦後の歴史を見れば、特捜部は厳正中立で法の公正な適用を志向してきたというよりは、しばしば時の政権や、米国の意図によって動いてきたと言える。
したがって私自身はその機能には今や幻想を抱いていない。
しかし、今回の甘利氏の不起訴の方針は、「そこまでか」と思わせるものであった。
A:事実関係
31日読売新聞報道
{甘利氏と元秘書、不起訴へ…不正口利きなし}
甘利明・前経済再生相(66)を巡る現金授受問題で、甘利氏側に都市再生機構(UR)との補償交渉の協力を依頼した建設会社の元総務担当者が、東京地検特捜部の事情聴取に対し、「甘利氏側は、さほど動いてくれなかった」と説明していることが、関係者の話でわかった。
特捜部は、甘利氏本人からも任意で事情聴取したが、甘利氏側がURに対して不正な口利きをした事実は確認できなかったとみられ、あっせん利得処罰法違反容疑で告発されていた
コメント
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私は韓国のテレビ・ドラマの熱烈ファンだが、先日終了したドラマのパンチは韓国検察庁の検事連が腐敗堕落している様をコミカルに且つ大胆に描いていてとても面白かった。国民の為政者に対する警戒度の高さでその国の民主主義の質を測れると考えれば、韓国の民主主義は日本のそれより圧倒的に上位にあると私は考えるね。韓国のテレビ製作者は難易度が高い試験をパスして成った検事連を絶対に権威視しない。むしろ薄汚れた人間として扱う。その制作態度は日本の現状にも実にマッチする。
私の日本の周辺を見て居て嫌になるのは検察庁のやることをテレビや新聞と同様に正しいと思うおめでたい人間が多すぎること。その対策?絶望的ですよ。日本のテレビ界、新聞界は腐ってしまっているから。為政者の本質を知るには韓国テレビを観ることがベストだ。お勧めしたい。実に示唆に富んでいる。勿論、おめでたい日本人の矯正のために。
(ID:21835634)
>>2
それにひきかえ日本に腐るほどある刑事ドラマはダメですね。
警察を正義の味方としか描かない。
取調室の被疑者に憎々しげな言動をさせ、警察官に感情移入
する視聴者に被疑者に対する敵意を育てている。
だから日本では未だに逮捕時の権利の告知も取り調べの
弁護士同席も取調室の全面可視化も実現しない。
日本は先進国の名に値しない人権状況です。
米国が日米地位協定の改定に賛成しない重大な障害となって
います。
米国からみれば日本の司法はとても米国人を任せるわけには
いかない野蛮国の司法制度なのですが、日本人はこれでまとも
だと思っているので、ギャッブは大きいですね。
我々は某国での選挙で得票率が99,9%で当選したと聞くと
笑ってしまうのですが、日本の司法で起訴された被疑者が
99,9%の確率で有罪になることがまともな先進国からどう
見えるかはあまり考えない。
(ID:30578355)
こうなったら検察審査会への審査申し立てにより、審査会での「起訴相当」決議(2回)に期待するしかない。