『Hellblade』は、精神の病を探求していく、Ninja Theoryの新作アクションゲーム。その主人公の姿はとことんリアルに作られています。
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開発のNinja Theoryは、主人公の表情を人間的にするとともに、キャラクターたちの体もまた現実的なプロポーションに製作したそうです。
肌までスキャン
先日、主人公の顔の製作過程が公開され、肌の細かなディテールまで捉える特殊な装置が使われていることが明らかになりました。
表情の数々
『Hellblade』の制作にあたり、高解像度の3Dスキャンに特化した会社も参加。セヌアを演じる女優は様々な表情を作り、それらがすべてスキャンされています。中には馬鹿げた表情も。人間は時に変な顔もしますからね!
リアルな表情
さらに、Ninja Theoryは女優にメイクを施してのスキャンも行っています。こうすることで、ゲーム内のキャラクターがフェイスペイントをした時のペイントさえリアルに表現しようとしているのです。
ペイントも再現
こうして細部まで注意を払って作られた表情は、とてもリアルです。そのプロセスが動画で紹介されているので、見てみましょう。
しかし、ここまではキャラクターの表情だけのお話。最近Ninja TheoryがYouTubeに公開した動画では、キャラクターの体のリアルさをどうやって作り上げたのか? が語られています。
「私たちの意図は常に、セヌアが本物の人間だと感じられるように描くこと。戦士のような体で、ただマネキンに服を着せたようなものにはしたくありませんでした」とクリエイティブ・チーフのタメーム・アントニアデスさんは動画で語っています。
Ninja Theoryの最初の試みは上手くいかなかったため、最終的には以下のような装置を使って、直接体をスキャンすることに。
筋肉を捉える
この装置を使うことで、筋肉の動きや収縮を正確にスキャンできたそうです。セヌアの体のモデルは、腹筋も鍛えられたパーソナルトレーナーの女性が担当。
こちらの画像では、一から作り上げられた体のモデル(左)と、本物の人間をスキャンして作られたモデル(右)の違いが見られますが、パッと見でもリアルさが段違いです。
再現の細かさが歴然
リアルな体を製作する過程は以下の動画で見られます。なお、職場閲覧注意です。
「ゲームの多くのキャラクターは、非現実的にスタイル化されたプロポーションの体を持っています。しかし、私たちは人間の体の形に忠実なものに、本物の人間の体にしたかったのです。そうすることで、そうしなければ不可能なレベルの現実感に到達できると考えました」とアントニアデスさん。
ゲーム中のキャラクターモデルでここまでリアルなものはなかなか無いのではないでしょうか? 特におっぱいに関しては、その描写(や揺れ)の歴史も長く、非現実的なものがほとんどになっていました。
もちろんゲームは見た目だけではありませんが、こうしてキャラクターの表情や体つき、動きが現実的だと没入感は高まりそうです。なお、『Hellblade』はPS4とPC向けにリリース予定となっています。
[via Kotaku]
Hellblade Development Diary 16: The Face of Senua[YouTube]
Hellblade Development Diary 17: A New Body[YouTube]
(abcxyz)
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