もうすぐクリスマスですが、クリスマスプレゼントはもう用意しましたか? もしかして、折角プレゼントを渡すのだから、相手を喜ばせるサプライズをしようなんて思っていませんか?
先月行われた実際にクリスマスプレゼントに関するアンケート調査によると、半数に近い20代女子が「クリスマスプレゼントにはサプライズや演出より『希望通りの物』をもらうことを求めている」という結果が出ているそうです。数年前からサプライズって流行っている感じがしますが、女性には案外人気無いみたい......。
サプライズというのは失敗すれば悲惨な結果になりかねない、言わば諸刃の剣みたいなものですが、成功すれば忘れられない一生の思い出になると思います。今日は、そんなサプライズの良い例、悪い例を映画から学んでみましょう。クリスマスプレゼントを渡す時の参考にもなるはず。詳細は以下より。
まずは素敵なサプライズの例をご覧下さい。
これはジュリア・ロバーツ主演『グッドナイト・ムーン』のエド・ハリスがジュリアにプロポーズするシーン。いかにも、という指輪のケースを開ければ、中に入っているのは地味な糸。でも、その糸には意味があって、最終的にはロマンチックなプロポーズの台詞と共に指にスルスルと指輪が降りて来ます。
これはプロポーズのサプライズですが、アンケート調査によると、クリスマスプレゼントで貰いたい物第1位はアクセサリー等の装飾品らしいので、こんな演出も参考になるかもしれません。
では、次に悪夢のサプライズの例を紹介したいと思います。
これは、『トランスフォーマー』で主人公のサミュエルが父親に車を買ってもらう為にディーラーに向うシーン。父親はサミュエルの期待をワザと煽りに煽ってズドンと突き落とします。極めて悪趣味なサプライズです。面白いと思っているのはサプライズ(?)をした父親だけで、やられた方は全く楽しくありません。サムも「お父さんとは2度と口をきかないから」と言っています。では、これと同じようなことをクリスマスプレゼントでやったらどうなるでしょう?
期待しているプレゼントとは若干異なる上に、過剰なまでに期待させて落胆させているので、相手は態度を頑にしてしまうのではないでしょうか。この場合、怒られたりする程度ならマシな方。最悪なのは、イタズラに乗せられた自分を恥じたり、惨めな気持になられて泣かれてしまうことでしょう。こうなると、折角の楽しいクリスマスも最悪な気持ちで過ごさなくてはいけなくなってしまいます。ちょっとしたサプライズやジョークだったはずが、とんでもない結末を引き起こすことになりかねません。そうならないためにも、プレゼントを渡す時は際どいサプライズは避けましょう。
当然、ロマンチックなサプライズも、やって欲しくない寒いサプライズも沢山あります。サプライズは演出力が問われるので、本当に難しいのです。だからこそ、成功したら最高なのかもしれませんね。
[Youtube]
(中川真知子)
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