第32回 あなたが見た「ドリカム編成」も儚く滅びる偽りなのか?
最近耳にしなくなったが男二人女一人のグループや集団をドリカム編成と称していたのはいつごろのことだろう…。出勤前の喫茶店で私がそんな沈思黙考していたのは、コーヒーを飲む私の背後でハイティーンの男二人女一人の若者、おそらく夜通し遊んだ後の若者たちが騒いでいたからである
私は理解ある大人。若者が少々騒いだくらいで顔をしかめるようなことはしない。私も若い時分は同じようにロックだったからだ。一人で騒いでいる若者のほうが万倍恐ろしい。けれども人は、そういう若者に遭遇したとき、澄まし顔でスルーするのだから不思議なものである。
ツェッペリン好きな大人の私、大声量は我慢できても治安維持の観点から内容は無視できないときもある。背後のドリカムはまさしくそれであった。ドリカム曰わく、「俺たち今青春!毎日サイコー!嬉しい!楽しい!大好き! 」。ポジティブはいいものであるはずだが、他人かつ自分より若い世代のポジティブは耐え難いのはどうしてだろう?
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