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【竹本幹男「カジノフォーリー・ビヨンド!」】 第7回 ミッキー驚愕の告白!「じつはオレ、“半ホモ”です!」(ミッキーの「青春の挫折」演劇編)

2013/08/30 20:14 投稿

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第7回 ミッキー驚愕の告白!「じつはオレ、“半ホモ”です!」(ミッキーの「青春の挫折」演劇編)

じつはオレ、「半ホモ」(半分ホモ、つまりバイセクシャル)である!
私的には言ったことがあるが、こうやって公的にカミングアウトしたのはこれが初めてである。

かの五木寛之先生はエッセイで「スターになる人の多くは、中性的魅力をそなえている」と、書いている。
これって、オレ流に解釈すれば、つまり「スターにはバイセクシャルが多い」ということになる。
誰それとはいわないが、平幹二朗や壇蜜や、あの江頭2:50(同棲している女性がいるとの噂。ホモは嘘っぽい)だって。

若い頃、新宿二丁目の「おかまバー」ではオレは人気があり、よくディープキスをされて困ったものだ。
今から思うと、おかまちゃん達はオレの「半ホモ性」をしっかりと見抜いていたのだ。

歌手のマドンナのハイスクール時代の恩師はホモの先生で、「あのホモ先生と出会ってなかったら、スターになれなかったと思う」と語っているほど多大な影響を与えている。
一般的に、ホモやバイセクシャルの人々は「文化的才能」に恵まれている人が多いといわれている。

よく女性、それもオバチャン達から「竹本さんは、なぜ結婚しないんですか?」と聞かれるたびに、半分は冗談で「半ホモなんで」と言うと、マジ、大げさに引かれるのは困ったものだ。
日本はいまだ「半文明国」といえる。

前回の続きでいうと、高校でも野球部に入部するのだが、合宿練習もしない野球部で、練習試合もなく1年生の秋の大会で先発投手をするも、フォアボールの連続。
《※編集部注:それはいいんだが、話の流れが唐突すぎ!》

押し出しで2点、ストライクを取りにいった甘い球はヒットされるわで、結局は敗戦投手。
「こんな弱いチームでは甲子園なんて無理」とさっさと退部。

今度は、団体競技じゃなく、個人競技ならと陸上部に入る。

が、学校で一番の1500メートルでも、三多摩の大会では予選通過がやっとで準決勝でボロ負け。高校2年の秋からはラグビー部に鞍替えするも、ここでもロック(スクラムの中段のポジションで、前一列目のフロントのケツ押し役)という地味〜なポジションゆえに活躍することもなく、オレの高校生活のスポーツ人生は完全に挫折しっぱなしだった。

そんなこともあり、スポーツはあくまで趣味にしといて、オレは次に演劇、つまり役者、つまりスターに果敢に挑戦するのだ!

まあ、自分でいうのもおこがましいが、若い頃のオレはかなりのハンサムボーイ。
このイケメンをいかして世に出ようと無謀にも夢精しちゃったわけでありんす。
《※編集部注:「夢精」は原文ママ。ウケ狙いかもしれないし、単純に間違っただけかもしれないが、面倒なので原文ママ》

というのも、目立つことが大好きだったオレは幼稚園から始まって高校時代まで、演劇を必ずやってきたからだった。

小学4年では学芸会で、SFっぽい芝居を作・演出をして学校中の評判になったりした。ここでもお得意の「パクリ」精神を発揮。NHKの子供向け番組の「ジャッカル先生」(※正確なタイトル不明)をマネて、小学生が原始時代にタイムトリップするという芝居で、進行役のレポーターで出演もしている。

中学3年には、大デュマ原作の「三銃士」のアラミス役をやっている。
高校では文化祭で、1年から3年まで芝居に準主役で出演したものだ。

そうそう、いま思い出したが、26歳ぐらいの頃、赤テントの「状況劇場」を観劇した折、休憩時間に外でタバコを吸っていた唐十郎に「入団したいんですが」と直接話しかけたら、「うちは試験なんかないから、いつでも自由に来なさい」と言われたことがあった。
でも当時、半ホモを自覚していなかったオレは唐さんがホモっぽく見え、ちょっと怖くなって入団しなかった。

あとで、劇団にいた人から聞いたが、唐さんの女房の李礼仙さんが気が強くて「タクアン一つ取るにも文句を言われ、それで辞めるヤツも多かったなあ」と。
また、新人はテント張りや大道具作りの手伝いばかりさせられ、おまけにチケットを捌かなければならず、大変だということだった。
やっぱ、入団しなくて良かったなあ。

21歳ぐらいの頃、知り合いから紹介してもらったいわゆるアングラの「劇団デラシネ」に入団したものの、劇団内のゴタゴタで半年もしない内に劇団が解散してしまって、ここでも「挫折人生」が始まったのだった。

24歳ぐらいになって、本気になって芝居をやろうと決意する。

 

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