そして無線通信へ……紙テープとデジタル通信の話、後編です。
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どうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。
前回から引き続き「紙テープとデジタル通信」をテーマに、老害な昔話をお送りします。

前編ではその昔、株価の情報の送受信に紙テープが使われていた、という話をしました。
後編である今回は、その紙テープの読み方、作り方みたいな話、そして「無線通信」へと続きます。

ワシが思いつきで作ってみた紙テープを再現するフォントも公開するので、引き続きお楽しみください。

◆◇◆紙テープを読んでみよう◆◇◆



紙テープはある程度の専門知識があれば直接読むのは難しくありません。
使われている文字は制御コードも含めて以下の文字だけです。

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この文字はBaudot code(ボドー・コード)と呼ばれる、最古ともいえる古い文字コードの規格です。
5ビットなので32種類の文字しか表現できませんが、6文字を制御コードにすることで同じビットでも文字を意味しているのか数字を意味しているのか切り替えています。

現代のパソコンのキーボードにも「Shift」というキーがあってパソコンのキーボードを見ると同じボタンに「1と!」「”と2」が両方印字されているのはコレが起源です。

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