

【小説の史実ネタ】ソビエトの食糧事情:亜留間次郎
最近のラノベは飯テロがないとダメみたいです。

どうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。
前回から引き続き、ワシのなろう小説に出てくる史実ネタを絡めたソビエトの話をしていこうと思います。
さて、飯テロ、つまりグルメ描写というものが重要視されるようで、作中に美味い物が出てこないと人気が出ないようです。
作中ではソビエト料理を文化祭で出す話を書いています。
●ソビエトが無くなったので資本主義の国で政治指導員メイドになりました
ソビエトで貧しい食べ物の代表格がカーシャ(каша)と呼ばれる蕎麦粥です。
単純に蕎麦の実を煮ただけです。
蕎麦は救荒作物と言われるほど寒冷な荒れ地でも育つので、ソビエトでは大量の蕎麦が栽培されていました。
日本でも昭和二十年前後の食糧難時代を経験した人達は芋を食べるのを忌避するように、ソビエト末期を経験した人達は蕎麦を忌避します。
そして、ウラジオストックは沿岸部なので魚も手に入ります。
魚の切り身を塩水で茹でただけのスープがウハー(уха)です。
主人公の日常的な食生活はそんな物ばかりでした。
作中では日本で売られているロシア料理の本と違い過ぎることもネタにしています。
ソビエトで食料が不足した原因は、生産量不足や流通機能の不足以上に、
自滅的な飢餓輸出を行っていた
ことが挙げられます。
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コメント
コメントを書く(ID:18952183)
ある意味今の閉鎖的な環境になったロシアは、輸出が止まっている分、食糧事情など充実してたりするのでしょうかね。
(ID:131716747)
かこつです!
西のニシンの音がすごく良いですねw
学校などでは、こういう戦争あったよーぐらいしか学べないですが、戦争から市民の動きや食べ物事情は知らなかったので本当に勉強になります