結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年10月15日 Vol.394
目次
- 眠気対策 - 仕事の心がけ
- 日記を書くために参考になる文章 - 文章を書く心がけ
- 何を行動の基準とすべきか
- 「調べる」の先になかなか行けない
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
みなさんご存じの通り、先週末には令和元年台風19号が猛威を振るいました。被災なさった方には心からお見舞い申し上げます。
結城個人に関しては、特に直接的な被害はありませんでしたが(深く感謝)、関東に居住していますので、この台風の影響を大きく受けました。
そのため、たいへん申し訳ありませんが、今回の「結城メルマガ」Vol.394は「短縮号」とさせていただきます。どうかご了承ください。
* * *
新刊の話。
「数学ガールの秘密ノート」シリーズの最新刊『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』の初校ゲラがやってきました。
今週は初校の読み合わせがあり、少しずつ少しずつ書籍の完成に向けて作業は進んでいきます。
今回はシリーズの第12巻目になりますが、いつもと異なり数学的な内容はそれほど多くありません。数学的な内容もさることながら、学ぶことが苦手な「ノナちゃん」と「僕」との対話が中心テーマとなっています。
「学ぶこと」や「理解すること」……これらはすべて大切な知的活動ですが、よく考えてみますと正面切って学校で学ぶことはありませんね。
中学校や高校では「数学」という科目を学びますが、そもそも「学ぶ」とはどういうことなのか、「理解する」とは何をすることなのかについては教えられません。
いや、教えられないというのは少しウソがありますね。科目を学ぶ中で、間接的に教えられるからです。
授業を受けている中で、気の利いた生徒は「ははーん、学習はこうやるものなんだな」と気付きます。でも、それに気付かない生徒もたくさんいるでしょう。
あるいはまた「要するに試験を突破するんだから暗記しちゃえばいい」と短絡的に考える生徒も少なくないはずです。でも、それは本当に正しい考え方なのでしょうか。
『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』は、学校で直接学ぶことのない「学ぶこと」や「理解すること」を数学ガールの登場人物といっしょに体験的に学んでいく一冊となります。その意味では、たいへんユニークな本といえるでしょう。
生徒さんや学生さんだけではなく、学校の先生や、保護者さんにも読んでいただきたい一冊です。
あなたのお知り合いにも「やさしい数学が題材になっているけれど、もっと広く《学ぶこと》が題材になっている読み物」として、本書をご案内していただけるとうれしいです。
◆『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』(アマゾン)
https://bit.ly/hyuki-note12
また『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』はWeb立ち読み版が公開されています。
Web立ち読み版では、目次、はじめに、プロローグ、第1章全文、第1章の練習問題を読むことができます。
ユーザ登録は不要で、アプリのインストールも不要です。
ワンタップで読み始められ、もちろん無料です。ぜひ、お読みください!
◆『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』(Web立ち読み)
http://ul.sbcr.jp/MATH-v2TrQ
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それでは、今回の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
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