冬至 のコメント

>>40
 なぜ「社会に求められる男性の在り方」を男性達自身が声をあげるべきなのか
というのは、まず第一に彼女たちの行動の指標は「女性の権利」についてであり、
「男性の権利」についてで論陣を張っているわけではないのです(女性学的観点から
男性学をみることはあってとしても、フェミニストである彼女たちが第一の目標とし
行動しているのは社会における女性の在り方ですからね)。
 となると、さまざまな人権運動のはじまりがそうであるように、
権利を侵害されていると主張する人々・男性自身が行動にでるべきでないのでしょうか。

 また、政府がその支援に税金を分配することを非難されていますが。
それが行政の役割なのでは。その国に生きる人間にとって(そこに男性・女性は関係ないです)
生きやすい環境や社会の機構を維持することを目的として行政です、
「それは女性の問題だからお金は自分たちで出せよ」では話しになりませんし、
男性に負担が~というは、これはどうしたって単一の性だけではなりたっているわけ
ではないがゆえ起こらざるを得ない案件なのではなのでは?
 くわえて、EUでの少子化・移民の問題の一要因として女性の社会進出がある。
ならば理解できるのですが、»39の書き方ですとそのすべてが女性にあるようですし、
もしも社会に進出することで彼女たちが子供を産まないという選択肢をとるのか・
とれるようになったのかを考察すべきだとおもえます。

 そして「誰も強い分野と弱い分野があります」。
 そうです、けれどもその括りをただ男だから、女だからという肉体に依拠するだけ
を絶対の基準にすることは現実的ではないですよね(男性だからといってすべての力仕事に
向くわけではない・女性だからといってコミュニケーション能力が高いわけではない
ということは往々にあります、それをただ○○だからと蓋をすべきことがらでは
断じてないでしょう)
 
 また、「生物学的に寿命は女性より短いから支援をよこしなさい」
とい主張は変な話ではないと思えます。
 女性の生理休暇の対になるようにして、男性の生理休暇ともいえる事柄
(男性の性機能の周期からくる活動の上がり下がり)が話題となるように、
もしもそれを見直すべきことならば十二分にありえる話しだと思えます。
 それを由々しき問題だとするならば、なおさら男性たちが主体となって運動する
必要があるのだとおもえます。

 最後に、数字のトリックについて。
 統計を扱う分野で往々にして起きるこの問題である、データは読み手によっていかようにも
解釈できてしまう性質がら、それを行った者(まして改竄をしたなど話しになりません)に対し
て責を追及すべきであり、その運動自体を否定する論拠としてはいささか弱いのではないのでしょうか。

 また、ジェンダーの平等化にともない、その先進国ともいえるフィンランドでは
女性に対しても徴兵制を導入する動きがあることから、生にともなう危険の分配も
また変わりつつあることから、今後はもっと論議されることがらです。
(これもまたフェミニストの中では意見がわかれているようですね。
闘争による現状の打破という手段はあくまで男性原理であるという立場と、
同等の危険を負うべきだという立場で)
 
 これらを鑑みると、個人的には早計に「フェミニストが悪である」結論づけられないのです。
現状のフェミニズムが当初の原点と解離しているのでは、という批判ならばともかくとして。

No.48 130ヶ月前

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