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石原莞爾と東條英機:その29(1,830字)

2023/12/25 06:00 投稿

コメント:2

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石原莞爾は1918年(29歳のとき)に陸大を卒業する。その後、1920年(31歳)に中国に転出。さらに1923年(34歳)にはドイツに留学している。陸大を優秀な成績で卒業した者は数年ヨーロッパに留学するのが陸軍のならわしとなっていたからだ。

この頃の石原は、世界を視察しながら自身の人格と思想とを育んでいた。日蓮主義に傾倒するのもこの頃だし、「世界最終戦争論」をかためていくのもこの頃のことだ。

「世界最終戦争論」とは石原の代表作のようなもので、第一次世界大戦によって兵器が超絶的に進化した結果、やがて世界は二つの国に集約される。そしてその二つの国が、さらに進化した兵器で短期決戦による最終戦争をし、最後は一つになる。以降戦争は行われない――というものである。

ここだけ見ると、その後の「アメリカとソ連の二大超大国化」及び「核兵器」や「両者のあったかもしれない核戦争」あるいは「冷戦の終結」を思い浮か

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コメント

岩崎夏海 岩崎夏海
(著者)

>>1
その通りです、申し訳ありません。修正いたします。ありがとうございます!

No.2 11ヶ月前

岩崎夏海様
ご返答ありがとうございます。
また記事の修正ありがとうございます。
引き続き連載楽しみにしております。

No.3 11ヶ月前
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