数学に代数というものがあって、xとかyとかを式に当て込む。これにいろいろな条件をつけて、xやyを当てる――というゲームだ。クロスワードパズルのようなものである。
これの苦手な人がいる。「置き換える」ということが苦手だったり、「仮」ということが苦手だったりするのもあるが、そもそも「数字の世界に文字が入り込むこと」が納得できないのである。
こういう人は、いわゆる「文系」だ。文系には2種類あって、代数を全く理解できないタイプと、代数を一旦言葉に変換して、それで理解するバイリンガルだ。セカンドランゲージとしての理系である。
たとえ文系でも、自分の中に翻訳機能を持っていると、理系的言語も理解できる。逆にいえば、この翻訳機を持っていないのが、生粋の文系ということになるだろう。
ただ、ほとんどの人は多かれ少なかれこの翻訳機能を持つ。ぼくも持っている。ぼくは文系だが、セカンドランゲージとしての理系もそれな
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。