現代では、多くの人がコミュニケーションを誤解している。多くの人は、「怒ってはいけない」と思っている。あるいは、「褒めるのがいい」と思っている。
これらは、実際は逆なのだ。人は、怒らないと伝わらない。また、褒めたら伸びない。
ぼくは、本当に長い歳月をかけて、コミュニケーションについて研究した。その結果、結局上記の結論に至った。
実際、怒らずに人を褒めている親や教師や上司の下で、伸びた子や生徒や部下はいない。一人もいないのだ。そのことは、多くの人が指摘している。にもかかわらず、この誤解は広まり続ける一方だ。
正しいことは、えてして伝わらない。しかしそれは、もはや当たり前のことともいえる。これまで歴史の中で、何度も繰り返されてきた。
では、なぜ正しいことは伝わらないのか?
それは、多くの場合で正しいことが「不都合」だからだ。自分にとって不都合であるが故、人々は正しいことを評価できない。
例えば、
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