これからの時代にお金を稼ぐためには、「生活探求者」になる以外、他に道はなかなかないだろう。そのため、生活探求に興味がない人は、かなり苦しい生活を強いられる――つまり、相対的貧困に押しやられる危険性が高くなる。

それほど、「生活探求能力」のあるなしは、これからの時代の貧富を分かつ決定的因子になるだろう。そこでここでは、「お金を稼ぐ」という観点から、「生活探求者になるにはどうすればいいか?」ということを考えていきたい。その構造を解き明かし、「メソッド」というものを確立していきたい。

というのも、生活探求者になる道というのは、それほど平易ではないからだ。かなり厳しいことであり、今現在でも、ほとんどの人ができていない。

余談になるが、ぼくは今、自分の家を建てている。その打合せであるハウスメーカーを訪れた際、印象的な話を聞いた。
それは――

「『住宅』ほど、売る側と買う側の知識の乖離が激しいものは他