ハックルベリーに会いに行く

なぜ勉強するのか?:その24(1,988字)

2018/06/07 06:00 投稿

  • タグ:
  • なぜ勉強するのか?
法律は、人間が集団生活を営むために生み出した一種の道具です。法律ができたことによって、人類は100人を超える規模でもなんとか集団生活を営めるようになりました。

しかしながら、ここで一つの矛盾が生じます。それは、法律というのは言葉で記す必要があるのですが、言葉には本質的に「曖昧さ」が宿っているので、法律もどうしても曖昧にならざるを得ない――ということです。しかしながら、法律そのものは厳密さを求めるので、そこで言葉の解釈を巡って議論や対立が生まれることとなりました。

その議論や対立を収めるために、裁判という制度が発達したのです。この問題は、実は今でも引きずられています。現在でも、法律は言葉によって記され、それがためにどうしても曖昧さが残ってしまい、人々が法律に厳密さを求めるとき、言葉の曖昧さを巡って裁判が行われているのです。

そういうふうに、言語の曖昧さは法律というものの不備を生み出すことにも

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細