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* 堀潤のテレビでは言えない話 vol.4 *
~「誰からも何も奪わない闘いをしたい」の巻~
発行:8bitNews 2013.4.22 (毎週月曜日発行)
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http://twitter.com/8bit_HORIJUN
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皆さん、こんばんは。
先週末、はじめてNHK以外のテレビ局で仕事をしてきました。
日本テレビで5月2日夜7時から放送の「太田総理復活2時間SP」という番組のゲストとして収録に参加しました。
僕が所属していた局とは違って、台本や打ち合わせが良い意味で大雑把。
某局の場合は、ディレクターが緻密な台本をつくり、一人当たりが発言する時間まで想定して書き込んでいきます。
事前のゲストとの打ち合わせで、だいたい話の内容を擦り合わせ、番組の収録時間と照らし合わせてカットする箇所を相談して決めたりします。
ガチガチですよね。
早速、テレビでは言えない話ですが、「先生、その話は今日の主旨に合わないので控えてもらえますか?」などとディレクター側が要望し、ゲストも「テレビだからやめておきましょう」と自粛する場合もよくあります。
出演者の方も、やはり電波の影響力を意識しながら、公の言葉を選んでいくのです。
そこに悪意がある訳ではないのですが、業界の本音や事実がなかなかテレビでは伝えられないというフラストレーションも感じる瞬間です。
さて、話を元に戻しますが、初めてのバラエティ番組。戸惑いもありましたが、番組の中身は、政治家が数人出てきて、実際の政策課題について皆で知恵を出し合うというものだったので、取材経験を活かしガンガン発言して提案してきました。
とはいっても、会場ではゲストや観覧者の皆さんが「へぇー!」「なるほどー」と声をあげてくれたものの、僕の発言内容は完全にNHKテイスト。笑いをとるものではないので、果たしてそれで良かったのか。。。
現在、絶賛編集中とのこと。5月2日の放送がどのような仕上がりになっているのか、僕も注目しています。皆さんも、お時間あればぜひご覧になってみて下さいね。
久しぶりにメークなどして、画面に出てしまいました。
さらに、今週末にも生番組の討論番組に出演するかもしれません!
決まりましたら、また皆さんにお知らせしますね。
※更新!今週26日、25時半〜テレビ朝日「朝まで生テレビ」に出演します!
津田大介さんや、ホリエモンさん、駒崎さん、乙武さん、荻上チキさん達とも一緒です。
そして、参院選への出馬をめぐる報道について。
相変わらず「堀さん、みんなの党から選挙出るんだって!?」と言われますが、出ません。笑
でも。。。
誘いを色々頂くのは事実。
政治家の皆さんと腹を割って話すと、色々と興味深いですね。
時期がきたら、また皆さんと情報共有できたらと思っています。
皆さんからの様々なご要望、質問、そしてメディア関係者の皆さんからのお問い合わせは、
hori@8bitnews.jp
で受け付けておりますので、ぜひ、ご連絡ください!
どんな些細なことでも良いので、気軽にどうぞ。
さてさて、今号のコンテンツはこちら!↓
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├○ 堀潤のテレビでは言えない話 vol.4:2013.4.22
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├○ 01.【活動日記】
├○ 堀潤のフリーランス的一週間
├○ 第3回「赤江珠緒アナ/別所哲也さん/夏野剛さん/ 朝日新聞ソーシャル班/平井理央アナ/舩橋淳監督」
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├○ 02.【ルポタージュ】
├○ マスメディアが報じない本当の○○
├○ 第3回 「デリケートで触れない〈三菱重工問題〉③」
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├○ 03.【ルポタージュ】
├○ 次世代メディアへの創造力+α
├○ 第3回 「次世代メディアに流入するシリコンバレーマネー」
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├○ 04.【メディア批評】
├○ そうだ!ニュースを語ろう
├○ 特別対談 「舩橋淳×堀潤 「フタバから遠く離れて」」
├○ ジャーナリズムとドキュメンタリー映画が目指すもの
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├○ 05.【オンライン講座】
├○ そうだ!メディアを創ろう
├○ 第3回 「手元のスマホでプロ並みの動画を」
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├○ 06.【オープンジャーナリズム的 企画会議】
├○ そうだ!企画会議を開こう
├○ 第3回「取材にまずはでかけてみよう」
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├○ 07.【動画紹介】 8bitNews
├○ パブリックアクセスへの道
├○ 第3回「“ぼくはコンビニ弁当を食べない”」
コンビニ弁当製造現場で働く方のインタビュー
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├○ 08.【告知】今週のスケジュール& お知らせ
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▼「vol.1」「vol.2.」「vol.3」へのリンクはこちらです。
[リンク] http://ch.nicovideo.jp/horijun/blomaga/ar177269
[リンク] http://ch.nicovideo.jp/horijun/blomaga/ar189787
[リンク] http://ch.nicovideo.jp/horijun/blomaga/ar197950
未読の方は併せてお楽しみ下さい。
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┗■ 01.【活動日記】堀潤のフリーランス的一週間
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このコーナーでは堀の一週間の出来事を皆さんに報告。
ジャーナリストとして、司会者として、そしてNPO法人代表として
第一線で活躍する人々との日々の出会いをエピソードを交えお伝えします。
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第3回「赤江珠緒アナ/別所哲也さん/夏野剛さん/ 朝日新聞ソーシャル班/平井理央アナ/舩橋淳監督」
・4月15日(月)
講談社「現代ビジネス」連載締め切りが月曜午後2時につき、午前中から追い込みで執筆。午後2時からはTBSラジオの番組に出演しなくてはいけなかったため、移動中の電車の中でも引き続きパソコンを開き格闘。午後1時過ぎに赤坂に到着。TBS近くのカフェで原稿を仕上げた。
午後1時半、TBSラジオの打ち合わせ室で、ディレクターと簡単な流れを確認。
NHK時代には考えられないシンプルな台本に驚きつつ、在京民放初出演ということもあり、やや緊張。
2時になりスタジオに入ると、前週金曜日のニコ生「愚痴侍」で一緒だったカンニング竹山さんと再会。にっこり笑顔で握手を求めてきてくれたので、何だか安心。
竹山さんの目の前には、赤江珠緒アナが。顔が小さかった。時々原稿をかみそうになりながらも、何とかこらえて読み切る様子が何ともいえず愛嬌があり、彼女の人気の秘訣の一端を知る。「堀さんって、もっとイカツイ感じの人かと思っていましたけど、柔らかい感じなんですね!」と驚かれた。メディアによる一方的な印象づけは怖いものだと実感。
[リンク] http://www.tbsradio.jp/tama954/2013/04/index_5.html
・4月16日(火)
早朝のJ-WAVEの番組に出演するため、前夜から六本木に宿泊。ホテルに缶詰めで原稿書き。夜ご飯は六本木通り沿いの立ち食い蕎麦屋さんで、カツ丼セットを食べた。ほぼ徹夜で、朝7時半に六本木ヒルズへ。ヒルズといえば、かつては米国の大手金融、リーマンブラザーズの日本支店が入っていたビル。リーマンショックの時にここに駆けつけ、荷物を持って出てくる外国人社員達にマイクを向けたのを思い出す。日本企業の倒産と違って、従業員もサバサバしており「次はどこで働こうかな」と割り切った様子でビルを後にする姿が外資系だった。
番組は、別所哲也さんの「TOKYO MORNING RADIO」。初めてのJ-WAVEスタジオが、超絶おしゃれな様子で、驚く。フラットなオープンスベースに360度ガラス張り。その向こうには朝日に照らし出された東京。東京タワーも目線よりも下に。
別所さんは3年前に、NHK時代の先輩である青山祐子アナの結婚式で一緒になって以来付き合いがあった。スタジオに入るなり「どうしたの!何があったのー!」と堀の突然の退職に驚いている様子。
別所さんはとても優しい人。台本に書かれていたプロフィール紹介の文章「NHKの中では問題児扱い」 という部分を、とっさに読み替え、「NHKでは厳しい目で見る人もいたとか」と表現を柔らかくする配慮。放送には人柄がでるもの。
別所さんって、温かい。
[リンク] http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
・4月17日(水)
この日は、午後はほとんど朝日新聞社に。
「ソーシャルA」というプロジェクトに参加することになりそうで、そのブレスト。
朝日新聞はSNSの活用に力をいれていて、今年正月も「ビリオメディア」というタイトルで、オープンジャーナリズムを取り入れた試みを行ったばかり。記者がTwitterを駆使しながら自らの取材過程を明らかにするなど、新しいチャレンジを続けている。そうしたチャレンジの中核を担うのがソーシャルAと呼ばれるプロジェクト。堀も知恵を貸してくれというので、同じ1977年生まれの奥山記者と、メディア改革について話が盛り上がる。社内の上の世代に、ネット文化の思想をどう分かってもらうのかが鍵だと意見が一致。
ソーシャルAの取り組みについては、また後日、述べたい。
[リンク]※参考 http://b.hatena.ne.jp/entry/www.pressnet.or.jp/news/headline/121019_2116.html
夜は、ニコ生。ドワンゴ取締役でもある、夏野剛氏のオフィスがある赤坂へ。
早く着いたので仕事の続きをと思い、アークヒルズのカフェでフライドポテトを注文してノンアルコールビールと一緒に食べていたら、Twitterに「東北で震度5弱」の一報。
慌ててパソコンを開いて情報収集しながらツイートしていたら、すっかり集合時間を過ぎてしまい、オフィスへ。生放送は夜9時から。到着は8時55分。しかし、夏野さんも来ていなかったので、これは逆にチャンスと思い、ニコ生は夏野さんがくるまで、地震速報をやろうと決めた。
放送開始後3分程で、夏野氏が到着。NTTドコモ出身×NHK出身という総務省管轄組の会話には、通じるものがあった。1時間半の放送予定が、途中、夏野さんの放送では定番だというワインの提供と、ゲストの乱入で結局4時間半、しゃべりっぱなしに。
途中、猛烈な眠気や酔いに襲われながらも、何とか仕切らなければと思い、踏ん張った。
[リンク]http://live.nicovideo.jp/watch/lv134204439
・4月18日(木)
ドワンゴが用意してくれたビジネスホテルに宿泊。午前中は全く使い物にならず、午後から始動。恵比寿にある雑誌「ダ・ヴィンチ」のオフィスでインタビューを受けた。テーマは、「堀潤が選ぶ、新社会人に読んでもらいたい5冊」。これはなかなかインタも盛り上がり、僕自身を形作った本についてて話したほか、本に書かれたエピソードをひも解きながら、上司との良い関係を築くちょっとしたワンポイントも。途中で、あれ?でも会社を辞めた自分がいうのは説得力が無いのでは?と自己矛盾に悩みそうになるも、12年は働いたんだしと言い聞かせ、乗り越えた。
[リンク] http://ddnavi.com/davinci/
午後は永田町界隈で取材。参院選にむけた各党情勢を。
無党派層の取り込みを目指し、野党各党が生き残りをかけた連携も模索。
・4月19日(金)
正午から、再びJ-WAVEのスタジオへ。元フジテレビアナウンサーの平井理央さんのラジオ番組「WONDER VISION」。平井さんはテレビでみるのと全く変わらず。質問がまっすぐ飛んで来るので、やはりなかなか才能があるんだなぁと、感心。元局アナ同士で、共通の話もあるかなと思ったものの、やはりNHKとフジとではカルチャーが違うんだなと実感。平井さんが、新しいメディアをつくりたいという堀の提案について「絶対に必要だと思います」と、話の合間に何度も、言ってくれていたのが嬉しかった。
[リンク]http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/opinion/
・4月20日(土)
午後2時から、民放テレビ初登場となる日本テレビ「太田総理復活2時間SP」の収録で生田スタジオに。かつて殺人事件の取材で訪ねた街だったので、懐かしさも。収録は大変緊張したものの、爆笑問題のお二人が緊張感を持って、そして出演者に温かく、それでいて時には厳しく接している様子をみて勉強になった。放送前なので、詳細がまだ明らかにできないので残念だが、放送は5月2日午後7時から。ニコ生で解説放送をしようかな、と真剣に考え中。
[リンク]http://www.ntv.co.jp/souri/
収録は夜7時半まで。その後、今度は有楽町へ。盟友、宇野常寛氏が担当する「オールナイトニッポン0」へのゲスト出演。深夜2時から打ち合わせだというので、ホテルに先に入り原稿を書く。うとうとしながら午前2時過ぎにニッポン放送へ。AKB48のオールナイトニッポンを放送している時間帯らしく、ビルに入るなり、AKBメンバー達の楽しげな声が深夜のビルに響いていた。スタジオ階にいくと、宇野氏が出迎え。「堀さんほら、あそこに見える?AKBのメンバーが今日は3人来ている!」と嬉しそうに教えてくれた。宇野氏との放送は、メディア論から、堀のプライベートまで。やや下ねたも交えつつ、深夜放送テイストで。とにかく、宇野氏は、ラジオの司会が楽しそうだった。
[リンク] https://www.youtube.com/watch?v=47teC0mGwvI
そして、放送が終わった午前5時。朝ごはんを食べに中華料理店へ。仮眠をとった後、午後は横浜黄金町へ。
原発事故で避難を余儀なくされた福島県双葉町の人達を追ったドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」の舩橋淳監督との対談イベントに参加。
舩橋さんとはfacebookで繋がっていたものの、会うのははじめて。
映画とジャーナリズムの関係性について、じっくりと話し合った。
2人とも、取材を続けて見えてきた原発事故の問題について意見交換。
市民発信の強化、パブリックな場での国や市民を交えた議論の必要性などを訴えた。
このトークイベントの模様は、今回のブログで、全文文字起こしで詳細を。
[リンク] http://nuclearnation.jp/jp/
以上、堀の1週間でした。
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┗■ 02.【ルポタージュ】
マスメディアが報じない本当の○○
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テレビでは言えない話、というタイトル通り、「テレビでは扱いづらい」という理由でなかなか放送されない話題も沢山ある。国家や大企業を敵にまわしがちなテーマについては、局側の判断でニュアンスが弱められたり、企画そのものが採用されなかったりする場合もある。このコーナーでは、そうしたマスメディアが報じない現場の実態をルポ。
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"第3回 「デリケートで触れない〈三菱重工問題〉最終回」"
「原発企画は読者が読みたがらない」。日本の週刊誌の編集者達の間から最近よくきかれる声だという。ロサンゼルスを拠点に活躍するフリージャーナリストのA氏によると、週刊文春や週刊新潮をはじめ、これまで積極的に原発問題を掘り下げてきた週刊現代でさえ、事故から1年以上が経ち、軒並み原発がらみの企画が通りにくくなったという。
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スマートフォンでの撮影アドバイス、非常に参考になりました。まさに、知りたかったことが、このブロマガで解決されました!堀さん!ありがとうございました!!!