我が家の最寄り駅から
「神戸市」の「三ノ宮」駅までは
うまく電車に乗れば40分で到着する!
なので本来であれば
「神戸」で「ワークショップ」をするなら
家から楽に通う事ができたはずだ!
けども!
それでは私はひろがない!
たった40分で行ける場所に
敢えて5泊してこそ
ひろぎは得られるのである!
そんなわけで
私が全国で不定期開催しているワークショップ
「Royal Plant」を
このほど「神戸」で行った!
「大学生」の頃は
東北と違って
あっと言う間に他府県に行ける関西が愉快だったため
「京都」や「兵庫」や「奈良」などに
よく出かけたものだが
それも最初の2年ほどの事!
つまりは20歳を越えてしまってからの私は
すっかり「大阪」を気に入り
「大阪」からあまり出なくなっていた!
そのため私が知っている「神戸」は
阪神淡路大震災以前の土地だった!
時折「番組のロケ」で訪れる事はあっても
自由時間などがないため
行ける場所は望む場所とは違っていた!
それだけに家から40分の場所に5泊する事は
それだけでひろぎの確約があったわけである!
宿泊した場所は「元町」駅の真ん前!
これほど楽しめる場所はない!
なにしろそこは
5分も歩けば中華街として知られる「南京町」!
更に5分歩けば「神戸ポートタワー」のある
「メリケンパーク」だ!
まさに観光地のど真ん中が私の隠れ家となった!
初日の「Royal Plant」で
緊張した参加者達を飲み屋でおおいにからかい
翌朝は二日酔いを抱えつつ
さっそく遊びに出た!
「Royal Plant」は私の気が向いた時にしか
開催されないため
いざ開催されるとなると
全国から受講希望者が集まってくれる!
今回も関東からの参加者は多く
最北では「仙台」から来た者もあった!
そんな連中は私同様
「神戸」のどこかに宿泊しているわけで
平日の授業が開始される18:30までは
何の予定もない!
ならばそんな奴らも一緒に行こう!
「新長田」へ!
”長田の鉄人”は一度見たい物だった!
阪神淡路大震災で激震地となった「長田区」では
その復興の中で
”何にも負けない強いモニュメントを建てよう!”
という企画が立案された!
そこで作られたのが
「神戸市」出身の漫画家
横山光輝氏の代表作
『鉄人28号』の”鉄人”だったわけである!
つまりは長田の街の守り神として
鉄人は今日もそびえ立っているのだ!
かっこいいぜ鉄人!
「衣笠祥雄」でもなく
「ルー・テーズ」でもない!
長田の街は28号が守るのだ!
さて!
”鉄人”を拝観し終えて長田の商店街を歩いていると
いわゆる「へんちき」なお土産屋の親父につかまった!
親父は延々と阪神大震災の話を始め
果ては
「鉄人を見てきゃあきゃあ言うてたらあかん!」
とか
「東北の人達の苦労をわしは知ってる!」
とか説教を始めた!
なんだか悲しい親父だった!
私はいつ自分が
ただの観光客ではなく
阪神淡路大震災を経験した「関西人」
であり
東北地方太平洋沖地震で必死に仲間を探した
「東北人」である事を
伝えようか悩んだ!
この中には「仙台」から来ている者もいるので
それ以上「東北人」の悲しみを
自分の経験で語るのはやめてくれ
とどこで言おうか悩んだ!
しかしそこは何も言わずに親父の言葉を聞く事にした!
親父にしてみれば若者とコミュニケーションを取る
唯一の方法が震災なのだろう!
悲しい事実ではあるが
私が幼少の頃にも
老いた人達は
我々に第二次世界大戦の話ばかりしたものだ!
彼は恐らくあの頃の老人と一緒なのだ!
心の中の深い深い傷が
コミュニケーションに影響を与えてしまっているのである!
”鉄人”にはそんな人々の心をも
強く守って欲しいと強く願う!
はてさて!
そこから「南京町」に出かけて
一杯300円ほどの立ち食いラーメンなどで豪遊!
そこで食べた「たまごチャーハン」(300円)は
驚く事に
私が子供の頃から探し求めていた味だった!
私は子供の頃に友人の家で
その子のお母さんが作ってくれた
チャーハンの味が忘れられなかった!
されどよそのお母さんの料理を
「そんなんじゃない!」
と「ママ」にリクエストしようものなら
チャーハンどころか
白ご飯も作ってはくれまい!
ぐっとこらえてあの味を探し求める
苦難の30数年だった!
それだけに!
その味に再会できた事は
あまりにも大きなひろぎである!
私はそこから毎日その店に通う事にした!
食べ疲れたらワークショップ会場へ向かい
ワークショップ後は
「出てってくれ!」
とお店に言われるまで大宴会!
それが何日も続く!
『明石市天文科学館』は
なかなかひろげる場所だった!
「標準子午線」の線上に建てられた
その科学館は
天文学だけではなく
私の大好きな「宇宙工学」の展示なども多い!
なので私をだいたい「宇宙怪獣ギララ」の大きさに想定した
そんなサイズのH-IIロケットもいらっしゃる!
そして私を地球とした場合の
月の満ち欠けを目視する
最新鋭マシンも設置されている!
マシンを作動させるには
台と一緒に私が廻るのだ!
ここで「標準子午線」が何たるかを
改めて学び直してみた!
日本の最東端である南鳥島と
最西端の与那国島では
経度(地図上の縦線)に30度の違いがある!
実は経度に15度の差があると
時間は1時間違うそうだ!
となれば両端の島には
2時間の時差が生じる事となる!
この計算に基づけば
「福岡市」と「東京23区」では
36分の時差がある事になる!
つまり!
新宿から『笑っていいとも』が放送される頃
博多ではまだ11時24分なのだ!
それでは困る!
博多区民にはまだ
ウキウキにウォッチングする心構えができていない!
こんな具合では日本がうまく廻らない!
そのためにどこかの時間を
「標準時」と定めなければいけない!
そのどこかは点ではなく線である!
それが!
それが「標準子午線」なのだ!
なので九州や関東や東北や北海道の人達は
本当は違う時間が進んでいるはずなのに
みんなで「明石市」の時計に合わせましょう!
というわけである!
そう考えれば
「標準子午線」とは大事なものだ!
どうしても我慢できず
「カミさん」に叱られる事を覚悟で
うっかり売店にて買ってしまったCD!
『GO!GO!シゴセンジャー』は
こう歌っている!
「ひびく時報だシゴセンジャー!
日本の標準時間を守りぬけ!」
恐らくは東西の隣市である
神戸市や加古川市が
ちょっとずつ「標準子午線」を自市に寄せ
日本の時間を自分達に合わさせようとするのだろう!
負けるな明石市!
闘え「軌道星隊シゴセンジャー」!
だがこんなCDはいつ聴けばいいのだ!
そんなこんなで
どんなかわからないが
山ほどひろいだ「神戸」!
そして「Royal Plant」で山ほど生み出した
”決してがんばらないお馬鹿さん達”!
さーて!
次はどこでひろごうか?
どこでお馬鹿さん達を作ろうか?
それを思ってまたひろぐ私なのであった!
ちなみに昨晩
『ひろぐ』ではすっかりおなじみの
「ジョー君」こと「上瀧昇一郎」君と
「べっち」こと「岡部尚子」女史が主宰する
劇団「空晴(からっぱれ)」の新作舞台
『これまでの時間は』
を観劇した!
驚いた!
傑作だった!
私はほとんど演劇を見ないのだが
ここ数年で見た演劇作品の中では
最高傑作だと思った!
若い頃の私が見れば
「むきー!」となって
二人と不仲になったであろう名作だった!
「こういう気持ちは男性にしかわかるまい!」
といった言葉を
女性である「べっち」が書いていた事を
たいそう不思議に思った!
さーて!
長い休みを終えて
そろそろ仕事にかかろうか!
そう思わせてくれる大切な作品だった!
「ジョー君」にも「べっち」にも
まだ何も話していないが
ここにさっさと記して
皆さんにお薦めしておこうと思う!
「神戸市」の「三ノ宮」駅までは
うまく電車に乗れば40分で到着する!
なので本来であれば
「神戸」で「ワークショップ」をするなら
家から楽に通う事ができたはずだ!
けども!
それでは私はひろがない!
たった40分で行ける場所に
敢えて5泊してこそ
ひろぎは得られるのである!
そんなわけで
私が全国で不定期開催しているワークショップ
「Royal Plant」を
このほど「神戸」で行った!
「大学生」の頃は
東北と違って
あっと言う間に他府県に行ける関西が愉快だったため
「京都」や「兵庫」や「奈良」などに
よく出かけたものだが
それも最初の2年ほどの事!
つまりは20歳を越えてしまってからの私は
すっかり「大阪」を気に入り
「大阪」からあまり出なくなっていた!
そのため私が知っている「神戸」は
阪神淡路大震災以前の土地だった!
時折「番組のロケ」で訪れる事はあっても
自由時間などがないため
行ける場所は望む場所とは違っていた!
それだけに家から40分の場所に5泊する事は
それだけでひろぎの確約があったわけである!
宿泊した場所は「元町」駅の真ん前!
これほど楽しめる場所はない!
なにしろそこは
5分も歩けば中華街として知られる「南京町」!
更に5分歩けば「神戸ポートタワー」のある
「メリケンパーク」だ!
まさに観光地のど真ん中が私の隠れ家となった!
初日の「Royal Plant」で
緊張した参加者達を飲み屋でおおいにからかい
翌朝は二日酔いを抱えつつ
さっそく遊びに出た!
「Royal Plant」は私の気が向いた時にしか
開催されないため
いざ開催されるとなると
全国から受講希望者が集まってくれる!
今回も関東からの参加者は多く
最北では「仙台」から来た者もあった!
そんな連中は私同様
「神戸」のどこかに宿泊しているわけで
平日の授業が開始される18:30までは
何の予定もない!
ならばそんな奴らも一緒に行こう!
「新長田」へ!
”長田の鉄人”は一度見たい物だった!
阪神淡路大震災で激震地となった「長田区」では
その復興の中で
”何にも負けない強いモニュメントを建てよう!”
という企画が立案された!
そこで作られたのが
「神戸市」出身の漫画家
横山光輝氏の代表作
『鉄人28号』の”鉄人”だったわけである!
つまりは長田の街の守り神として
鉄人は今日もそびえ立っているのだ!
かっこいいぜ鉄人!
「衣笠祥雄」でもなく
「ルー・テーズ」でもない!
長田の街は28号が守るのだ!
さて!
”鉄人”を拝観し終えて長田の商店街を歩いていると
いわゆる「へんちき」なお土産屋の親父につかまった!
親父は延々と阪神大震災の話を始め
果ては
「鉄人を見てきゃあきゃあ言うてたらあかん!」
とか
「東北の人達の苦労をわしは知ってる!」
とか説教を始めた!
なんだか悲しい親父だった!
私はいつ自分が
ただの観光客ではなく
阪神淡路大震災を経験した「関西人」
であり
東北地方太平洋沖地震で必死に仲間を探した
「東北人」である事を
伝えようか悩んだ!
この中には「仙台」から来ている者もいるので
それ以上「東北人」の悲しみを
自分の経験で語るのはやめてくれ
とどこで言おうか悩んだ!
しかしそこは何も言わずに親父の言葉を聞く事にした!
親父にしてみれば若者とコミュニケーションを取る
唯一の方法が震災なのだろう!
悲しい事実ではあるが
私が幼少の頃にも
老いた人達は
我々に第二次世界大戦の話ばかりしたものだ!
彼は恐らくあの頃の老人と一緒なのだ!
心の中の深い深い傷が
コミュニケーションに影響を与えてしまっているのである!
”鉄人”にはそんな人々の心をも
強く守って欲しいと強く願う!
はてさて!
そこから「南京町」に出かけて
一杯300円ほどの立ち食いラーメンなどで豪遊!
そこで食べた「たまごチャーハン」(300円)は
驚く事に
私が子供の頃から探し求めていた味だった!
私は子供の頃に友人の家で
その子のお母さんが作ってくれた
チャーハンの味が忘れられなかった!
されどよそのお母さんの料理を
「そんなんじゃない!」
と「ママ」にリクエストしようものなら
チャーハンどころか
白ご飯も作ってはくれまい!
ぐっとこらえてあの味を探し求める
苦難の30数年だった!
それだけに!
その味に再会できた事は
あまりにも大きなひろぎである!
私はそこから毎日その店に通う事にした!
食べ疲れたらワークショップ会場へ向かい
ワークショップ後は
「出てってくれ!」
とお店に言われるまで大宴会!
それが何日も続く!
『明石市天文科学館』は
なかなかひろげる場所だった!
「標準子午線」の線上に建てられた
その科学館は
天文学だけではなく
私の大好きな「宇宙工学」の展示なども多い!
なので私をだいたい「宇宙怪獣ギララ」の大きさに想定した
そんなサイズのH-IIロケットもいらっしゃる!
そして私を地球とした場合の
月の満ち欠けを目視する
最新鋭マシンも設置されている!
マシンを作動させるには
台と一緒に私が廻るのだ!
ここで「標準子午線」が何たるかを
改めて学び直してみた!
日本の最東端である南鳥島と
最西端の与那国島では
経度(地図上の縦線)に30度の違いがある!
実は経度に15度の差があると
時間は1時間違うそうだ!
となれば両端の島には
2時間の時差が生じる事となる!
この計算に基づけば
「福岡市」と「東京23区」では
36分の時差がある事になる!
つまり!
新宿から『笑っていいとも』が放送される頃
博多ではまだ11時24分なのだ!
それでは困る!
博多区民にはまだ
ウキウキにウォッチングする心構えができていない!
こんな具合では日本がうまく廻らない!
そのためにどこかの時間を
「標準時」と定めなければいけない!
そのどこかは点ではなく線である!
それが!
それが「標準子午線」なのだ!
なので九州や関東や東北や北海道の人達は
本当は違う時間が進んでいるはずなのに
みんなで「明石市」の時計に合わせましょう!
というわけである!
そう考えれば
「標準子午線」とは大事なものだ!
どうしても我慢できず
「カミさん」に叱られる事を覚悟で
うっかり売店にて買ってしまったCD!
『GO!GO!シゴセンジャー』は
こう歌っている!
「ひびく時報だシゴセンジャー!
日本の標準時間を守りぬけ!」
恐らくは東西の隣市である
神戸市や加古川市が
ちょっとずつ「標準子午線」を自市に寄せ
日本の時間を自分達に合わさせようとするのだろう!
負けるな明石市!
闘え「軌道星隊シゴセンジャー」!
だがこんなCDはいつ聴けばいいのだ!
そんなこんなで
どんなかわからないが
山ほどひろいだ「神戸」!
そして「Royal Plant」で山ほど生み出した
”決してがんばらないお馬鹿さん達”!
さーて!
次はどこでひろごうか?
どこでお馬鹿さん達を作ろうか?
それを思ってまたひろぐ私なのであった!
ちなみに昨晩
『ひろぐ』ではすっかりおなじみの
「ジョー君」こと「上瀧昇一郎」君と
「べっち」こと「岡部尚子」女史が主宰する
劇団「空晴(からっぱれ)」の新作舞台
『これまでの時間は』
を観劇した!
驚いた!
傑作だった!
私はほとんど演劇を見ないのだが
ここ数年で見た演劇作品の中では
最高傑作だと思った!
若い頃の私が見れば
「むきー!」となって
二人と不仲になったであろう名作だった!
「こういう気持ちは男性にしかわかるまい!」
といった言葉を
女性である「べっち」が書いていた事を
たいそう不思議に思った!
さーて!
長い休みを終えて
そろそろ仕事にかかろうか!
そう思わせてくれる大切な作品だった!
「ジョー君」にも「べっち」にも
まだ何も話していないが
ここにさっさと記して
皆さんにお薦めしておこうと思う!
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ひろぐ
後藤ひろひと
月額:¥330 (税込)
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