普段は自分のペースで育児をしていても、帰省すると祖父母(子どもにとって)と育児方針が食い違うことはありませんか?例えば家で禁止しているお菓子を祖父母があげてしまったり、逆にちゃんと使えないお箸を指摘されたり・・・子どもだけでなく、親も戸惑ってしまいますよね。祖父母との育児方針の食い違いにどう対応したらよいのか、考えて見ましょう。
自分の育児方針は基本的に曲げない
間違っていたと気付いた方針は、変えるべき。けれども基本的に自分で決めた育児方針は、曲げなくてもOK。ママが迷ったり主張を変えると、子どもも戸惑います。あなたがママで、あなたの子どもで、あなたの家庭なのですから、自信を持って自分の方針を守りましょう。
内容や人によって、共有する範囲は変わる
命にかかわるような危険の躾やルール
必ず大人全員で共有しましょう。例えば「コンロに触らない」「ストーブに触らない」など。これを甘やかしてしまうと、命に関わります。
夫婦間は「家族」として共有
それ以外の躾やルールは、夫婦間では共有を。例えば「食事の時はテレビを見ない」「帰ってきたら手洗いうがい」など、一般的なルールと躾です。これは「一家族」として共有が必要で、躾となり、約束が守れる子に育ちます。
祖父母は「社会」として見る
祖父母との共有は、そこまで気にしなくても構いません。そもそも大家族の中で子供が育っていた昔は、それぞれ言うことも異なりました。元々ルールが完璧に守れなくて当たり前な子ども側としても、様々な大人の中で息抜きしたり、甘えられる人を探して社会性を身に付けたのです。祖父母は「社会性の訓練」と思いましょう。
昔と今の違い 説明の仕方を工夫しよう
アレルギーや食生活など、昔と今では育児方針や健康管理の面で異なる部分があります。違いを説明する時には、その仕方に気をつけましょう。
論理的に説明を
「みんなも」「今は」など曖昧な説明をすると、あまり聞く耳を持たれず、何度も説明することに。数値や論理できちんと説明する方が、効果的です。時には「小児科の先生」などを使いましょう。
赤ちゃんの様子を見せる
子どもによって成長や好き嫌いは変わります。「この子はこう」ということを口で説明し、実際に様子を見せれば納得されやすくなります。
子どもに目線を向けよう
祖父母世代の標準と現代の標準は違いますし、子どもの成長は人それぞれで、平均化できるものではありません。「成長が遅い」と言われて落ち込むことも、「もっと躾をすべき」と言われて怒る必要もないのです。
そもそも親が焦って態度を変えたところで、急に出来るようにはなりません。逆にいつもと違う様子に不信感を抱くだけ。それよりは焦らずに、じっくりと「その子の成長や意欲、意思」に目を向けてあげましょう。
いかがでしょうか?主役は子どもとあなたということを忘れないでくださいね。
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