せっかくの休日、彼とふたりで映画鑑賞でもしたいのに、どうも見たい映画が一致しない、、、そんなことで悩んだことはありませんか?
私はロマンティックコメディ系が見たいのに、彼の好みはエイリアンの出てくるSFやアクション映画。これではなかなか一緒に映画を楽しむのは難しそうです。。でもせっかくなら同じ映画を楽しく見たい!そこで、彼と一緒に楽しめそうなおすすめ映画を厳選して見ました。普段手にとらないようなジャンルのものも、たまにはトライしてみませんか?
かなりストレートな政治風刺かと思いきや、意外とロマンティックに仕上がっている。。『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』
かなり過激で毒性の強い作品を世に送り出している、サシャ・バロン・コーエンの最新作。今回はその名もずばり『ディクテーター』(独裁者)というタイトルでなんだか政治色が強そう。。自分を中心に世界が回っていると思い込んでいる無知な独裁者(コーエン)が、NYの街にある日とつぜん無防備に放り出されて、、、という筋書きです。その後、ある女性と出会うことによって彼の人間性は大きく変わるのですが。。。
笑いあり、風刺あり、ロマンスあり、、。男性女性を問わず、楽しめる一級の娯楽作品に仕上がっています。
男って、ほんとうに愚かだよね、、、とつくづく思い知らされるコメディ『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
独身最後のひとときを楽しむために、男同士でラスベガスに遊びに行ったところ、とんでもない事態が発生して、、、というドタバタコメディ。洋の東西を問わず、どうして男ってこうも愚かなのか、ということを見せつけられる思いがします。快楽の街ラスベガスでとことん羽目を外す彼らの行動が見モノ、難しいことを考えず楽しめる映画です。
▽ 『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』公式サイト
数あるSFのなかでも異色の作品、南アフリカだからこそ生み出せた寓意に富んだストーリー『第9地区』
友人に「ちょっと普通のSFとは違うから。。」とすすめられた作品ですが、たしかに異色。南アフリカ出身の監督の作品なのですが、これはSFの形式をかりた寓意に富んだストーリーなのだと思いました。ふつう“人間vsエーリアン”というと正義感溢れる人間と好戦的でバケモノみたいなエイリアンという構図が浮かび上がりますが、この作品ではむしろ逆。行き場を失って地球に降りざるをえなかったエイリアンを、人間は一見“平和的”に受け入れるのですが、現実はむしろエイリアンたちに過酷な仕打ちをしているのです。
“第9地区”とは、そのエイリアンたちに認められた居住地区、人間の住む世界とは遮断され、孤立した場所のこと。舞台が南アフリカのヨハネスブルグということを考えると。。。見ているうちについつい深読みしたくなる内容で、たんなるSF映画で終わりません。たまにはこんなハードめな映画もいいかもしれません。
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