田村潔司、J.Z.カルバン、マイティ・モーのサプライズ参戦。さらに期待の新星・岡倫之や60歳の武術の達人まで出場することで、俄然盛り上がってきた『巌流島』7・18両国大会。すでに10試合のカードが発表されたが、さらに直前で日本人の超大物の参戦が決定した。
超大物というより、この男、超怪物! 「和製カレリン」「レスリング・モンスター」と呼ばれるレスリング元全日本王者の北村克哉が、巌流島に急遽参戦することになったのだ。
●生年月日 1985年12月14日
●出身 日本
●身長/体重 182cm 105kg
●バックボーン レスリング
●主な獲得タイトル
国体少年の分フリースタイル97kg級優勝(2003)
全日本学生選手権フリースタイル120kg級優勝(2005)
全日本選抜フリースタイル120kg級優勝(2006)
全日本学生選手権グレコローマン96kg級優勝(2007)
全日本大学グレコローマン選手権96kg級優勝(2007)
全日本選手権グレコローマン96kg級優勝(2008、2009、2010)
北村は1985年生まれの29歳。高校はあの中尾“KISS”芳広の後輩、東京工業高レスリング部出身で、大学は長州力や馳浩の後輩にあたる専修大学レスリング部出身。学生チャンピオン、全日本チャンピオンなど、数々のタイトルを獲得した世界大会日本代表選手である。社会人になってからは、馳-谷川貞治の関係で、FEGに就職。FEG所属選手として、全日本選手権で活躍していた。しかし、FEGの経営悪化で谷川-安田会長のラインで、一時ドン・キホーテ所属選手に。現在はケビン・ヤマザキ氏のトータル・ワークアウトで、パーソナル・トレーナーを務めている。
そんな、馳浩・谷川・安田会長・ケビンさんの秘蔵っ子が、北村克哉だ。とにかくこの日本人離れした体格を見てほしい。まるで富士山のような僧帽筋、女性のウエストより太い腕など、パワーは桁外れ。レスリング界では、岡倫之が早くも巌流島で怪物ぶりを見せたが、超怪物の北村克哉まで参戦を決めた。魅力的な闘技場をめざす『巌流島』としても、日本の格闘技界復興のためにも、彼らの参戦は嬉しいニュースだ。
●生年月日 1989年2月11日
●出身 モンゴル
●身長/体重 175cm 87kg
●バックボーン モンゴル相撲
●主な経歴 モンゴル相撲小結
●主な獲得タイトル 腕相撲アジア大会銀メダル(2013)
しかも、対戦相手は、現役モンゴル相撲の小結ボルドバートルに決定! 現在、大相撲を席巻するモンゴル力士たち。その原点にあるのが、モンゴル相撲であるのは誰もが知るところだが、その現役小結が巌流島に参戦する。しかも、モンゴル相撲は各地方で大会が行われ、それぞれの地方でのランキングがあるが、ボルドバートルは正真正銘の国家全体の小結。バリバリの国家代表級の実力者だ。
レスリングの日本代表選手VSモンゴル相撲の国家代表級の実力者の他流試合。まさに巌流島でしか見られない「誰も見たことがない異種格闘技戦」といえよう。大相撲を見ても分かるように、モンゴル相撲は組んだら特に強い。しかも、巌流島ルールにある帯の使い方には慣れている。巌流島でも、星風に続き、モンゴル旋風が起こるのか? 北村だけでなく、ボルドバートルの参戦も楽しみである。
レスリング王者・北村克哉VSモンゴル相撲小結・ボルドバートル! これで7・18両国国技館大会の全11試合が出揃った。今回も、プロレス、UWFスタイル、キックボクシング、K-1、ボクシング、ルタ・リブレ、大相撲、モンゴル相撲、レスリング、柔道、ムサド、ムエタイ、サバット、古流柔術、テコンドー、散打、コンバットサンボ、MMAと、なんと18のジャンルの格闘技から20選手が『巌流島』で他流試合を繰り広げる! ホント、誰も見たことがない異種格闘技戦が始まる。
ぜひ、両国国技館でライブで熱戦を見てほしい!
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