6・27『巌流島・道場マッチ』で圧倒的な強さでデビュー戦を飾った、ブシロードクラブ岡倫之の7・18両国大会での対戦相手が決定した。
当初、この超新星の対戦相手を実行委員会としては、前回大会でミノワマンを破ったウーラーハンあたりを考えていたが、ウーラーハンは少数民族ウィグル族で、政情不安定のため今回は来日できず。そこで、白羽の矢が立てられたのが、フランスのファイター、アラン・ボドウだった。アランは靴を履いたまま闘うフランス独自のキックボクシング「サバット」経験者で、キックの試合にも出場。さらに本当は打撃だけでなく、柔道が得意というオールラウンドな黒人選手である。
●出身 フランス
●身長 193cm
●所属 マッハ道場
●戦績 4戦3勝1敗(キック)
さらに、フランスで行われた道着を着て闘う総合格闘技の試合に出場した桜井マッハ速人を見て、いっぺんに心酔。わざわざ来日して、マッハ道場に入門してしまった変わり種だ。今でも日本語はおろか、英語も話せないまま、マッハ道場で格闘技修行に励んでいる。
フランスの生んだ「サバット」なら、ぜひ見てみたいということで、実行委員会でも岡の対戦相手に決定。岡にとっては、初めての打撃系のヘビー級外国人選手ということで、道場マッチで見せた怪物ぶりを再び発揮できるか、注目される。
前回の道場マッチでは、桁外れのパワーで、あっという間に相手を3回転落させてTKO勝ち。その強さは強烈なインパクトを与えたが、「あれだけ簡単に押し出せるのなら、もっとパンチやキック、関節技を出すなど、いろんな技を実戦で試せばいいのに」という反省の声も聞かれた。しかし、今回は海外の打撃系選手なので、そう簡単にはいかないだろう。岡の底が見えるか?
それとも外国人相手にも桁外れのパワーを見せるのか? 世界最強のオタクに注目してほしい!
(スーパーファイト/3分3R)
岡倫之(レスリング/日本) VS アラン・ボドウ(サバット/フランス)
また、中量級トーナメントの組み合わせも以下のとおりに決定した。カルバン戦を熱望している渡辺一久だが、実現するとしたら決勝戦になる。果たして、初代中量級のチャンピオンは誰になるのか?