<AOL News>では以前、タイの仏教僧が沸騰する油風呂の中で瞑想する動画(トリックの可能性あり)をご紹介したが、こちらもなかなかワイルドだ。
https://www.youtube.com/watch?v=tsTs0EAZ6Cw
驚きの技を見せるのは、インドはデリー出身の料理人プレム・クマールさん(65歳)。彼が働くレストランでは、お客さんが魚の揚げ物だけでなくプレムさんの技も一目見ようと列をなすそうだ。
50度のお湯でもかなり熱いのに、煮えたぎる油に手なんか入れたら"揚げ物"になってしまう...と思いきや、プレムさんは「さてさて、油の温度はどうかな~」とばかりに自分の手を油にサッと手を浸す。そして「父も同じことをしていたんだ。だから自分にもできると思った」と言ってのけた。
さすがに最初は油の熱を感じたそうだが、今では何も感じないというからすごい。プレムさんのこの"瞬間芸"はレストランの目玉にもなっていて、外国から「こっちで店をやらないか」という誘いまであるとか。とはいえ、いつも手を油に入れながら魚を揚げているわけではなく、客からリクエストがある時だけ披露しているという。
父からプレムさんに受け継がれたこの不思議な技。プレムさんは彼の息子にも同じことをしてほしいそうだ。
プレムさんの驚きの技は、実は"ライデンフロスト効果"という科学的な説で裏付けされている。最初に冷たい水に手を浸してから煮えたぎる油に手を突っ込むと、油の熱が手についた水を熱し、瞬間的に蒸気に変化する。そしてこれがバリアの役割を果たし、肌へのダメージを防ぐというのだ。だがこのバリアの効果は、ごく短時間に限られるそうなので、絶対に真似しないほうがいいだろう。"ライデンフロスト効果"はまた、熱したフライパンに水滴を垂らすだけでも見ることができる。
【参照リンク】
・Indian Cook with Indestructible Hands Can Dip Them in Boiling Oil | Oddity Central - Collecting Oddities
http://www.odditycentral.com/
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食いたくねぇ