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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「『魔女の宅急便』は構成が失敗だった?」(後編)

2015/10/15 06:00 投稿

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/10/15
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「『魔女の宅急便』は構成が失敗だった?」

 以前、岡田さんはアニメアワーで『魔女の宅急便』は構成が失敗していると発言されていました。
 構成の失敗とは、具体的にどういうことでしょうか?
 
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(前号からの続き)

 『魔女の宅急便』は、女の子が自分の能力に疑問をもって、やってる仕事自体にも疑問をもってしまって、飛べなくなっていく。
 ここまではすごく上手くできてる。
 だけど、なぜか落ちそうな飛行船を助ける話になる。


■なぜ飛行船を登場させる必要があるのか?

 なぜ飛行船が落ちそうになっていて、なぜトンボという男の子が出てきて、なぜ飛行船を助ける話になるのか。

 大地震が起こった時に、キキがそれを止めるわけでもないのだから、そこだけ構成が遊離する。
 悪い意味で地に足がついていない。ここが無理やりなクライマックス。

 だから、エンターテイメント的なアクションシーンなしで最後までできたはずなのに、無理くりハリウッド風のアクションを入れたことで構成が破たんしている。


■ジジと会話できなくなるのは、思春期の終わり

 だからこそ、ラストのジジという猫がしゃべれなくなってしまうというメッセージが伝わらない。
 思春期や子ども時代を象徴しているものが、「猫と会話できること」なんだ。

 それは「成長すれば無くなってしまう」ということ。
 だから、ジジが最後しゃべれなくなるけど、しゃべれなくなるのではなくて、キキはジジとしゃべる必要がなくなっちゃたって事。

 現実に踏みいれた世界でも、魔法だけはいまだに使えるのが、現代に生きるアニメーターやクリエーター。
 「嘘を本当にする職業の人たちの生き様」というすごく綺麗なメッセージにつながってるんだけど、「飛行船はいらねえよ」というのが僕の印象。
 その辺が構成が失敗していると思うところ。


【まとめ】
 ジジと会話する必要がなくなってしまうことは、思春期の終わりを表しています。
 そのあとも魔法が使えるのは「嘘を本当にするクリエーターの生き様」というメッセージです。
 でも飛行船が出てくる必要がないので、構成は失敗だと思います。
 

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