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岡田斗司夫の解決!ズバっと「SFマインドを持っている経営者」(中編)

2015/05/23 06:00 投稿

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/05/23
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「SFマインドを持っている経営者」

 「ドラッカーよりもハインラインを読んでた」ような、SFマインドを持って会社経営やサービス提供している経営者に心当たりはありますか?
※この回答は2012/09/08に行われたSF読書会「ドラッガーよりハインラインを読め!」を文章起こししたものです。

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(前号からの続き)

「メガチャンネル時代になったら、みんなは番組を見るのではなくて、番組に”参加する”ようになるに違いない。そうなったら、コメントをつけやすい番組とか、盛り上がりや炎上を共有させるようなプラットフォームだけが伸びていくだろう」
 たぶん、これがドワンゴの考え方なんですね。


 一方、YouTubeの考え方は世界をあくまで"線"的に捉えている。
 「この技術がこのまま発展すれば、こんなサービスが提供できました」なんです。


■充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない

 そういう意味で、ドワンゴには「誰もがテレビ放送できる社会が当たり前になったら、僕らは毎日何をして過ごすだろう?」というSF的な考え方にがかなり入ってきてるんですね。

 まあ、そんな感じで川上会長を褒め倒してきたんですけども。
 でも、まだ物足りない。

 ”アーサー・C・クラーク”というSF作家が提唱した「クラークの三法則」というものがあります。
 その一つに、「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」というのがあるんですね。

 僕はこの法則がすごく好きなんですよ。
 本当に進化したものを考えないと、次のデバイスは予想できないと思うんですよね。


■ドラッカー的、ハインライン的なもの考え方とは?

 Googleグラスをはじめとして、今、いろんな所がメガネ型のデバイスを開発してますよね。
 じゃあ、それが進化したらどうなるのか? コンタクトレンズ型になるのか? 目に直接照射して見えるようになるのか?
 いろいろと言われてるんですけども。

 でも、それはただ単に「今ある技術の転用」でしかないんですね。
 これをドラッカー的って呼ぶのは変なんですけど。


 では、ハインライン的とは何か?
 その技術が当たり前になったら、「どんな商売がこの世の中に生まれるのか?」を考える。

 例えば、誰もがコンタクトレンズ型のデバイスを装着するのが当たり前になったら、「無駄な情報を見ないで済むサービス」の方が、おそらく重要になるはずなんですよ。
 そんな世界で暮らす人類は、ありとあらゆる視覚情報や聴覚情報にさらされることになるのだろうから、高い金を払ってでもそれを見ないで済む環境を買うに違いない。
 ということは、「これからの商売は、個室とか離れとか、人と断絶された関係を提供することであろう」って考えるほうがSF的なんですね。

(次号へ続く)


【まとめ】
 例えば、YouTubeは今ある技術の発展でしかありません。その技術の発展によって、人間の暮らしや考え方がどう変わるかを考えるのが、SF的な考え方です。
 今ある技術の転用はドラッカー的ですが、その技術で何が変わるかを考えるのがハインライン的です。
 

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