岡田斗司夫ゼミからのお知らせ

岡田斗司夫の毎日ブロマガ・増刊号「なぜ、今、庵野監督は『シン・ウルトラマン』を作るのか?」

2019/08/19 08:00 投稿

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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/08/19・増刊号
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今回は、ニコ生ゼミ8月18日分(#296)から、ハイライトをお届けいたします。

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 なぜ、今、庵野監督は『シン・ウルトラマン』を作るのか?

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 『シン・ウルトラマン』が正式に発表されました。

 「やっと認めやがったな!」という感じなんですけども(笑)。


 それで、なんで『シン・ウルトラマン』なのか?

 実は『ウルトラマン』の海外版の製作権っていうのは、中国に奪われてしまっているので、円谷プロがちょっと困っていると。

 あとは『エヴァンゲリオン』の劇場版とかのシリーズ以外に安定的な収入が無い庵野秀明の会社・スタジオカラーのお家事情というのがあるんですけども。


 そこら辺は2019年の3月10日版のニコ生ゼミの無料枠の方で話していますので、そこ辺に興味がある人は2019年3月10日版のニコ生ゼミを見てください。

 だいたい冒頭から12分30秒ぐらいの所で「なぜ今『シン・ウルトラマン』なのか?」っていうのの理由を、円谷プロとスタジオカラーのお家事情についての説明をしています。

 興味がある人は復習してみてください。


 それで今回の『シン・ウルトラマン』に関して、僕はキャスティングはあんまり興味がないんですよ。
 
 「誰が出るのか?」っていうのは、実は個人的に興味が無くて、見ているポイントは、どちらかというとスタジオカラーが出した声明文ですね。


 ポイントは二つです。

 1、樋口真嗣 監督 率いる樋口組に、庵野秀明が企画・脚本として参加。

 つまり、「庵野秀明は監督じゃないんです。監督は樋口真嗣です。庵野秀明は企画・脚本で参加するだけです!」というふうに言ってるわけです。

 
 2、脚本検討稿は2019年2月5日に脱稿、庵野は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の完成後、樋口組に本格的に合流する予定です。

 つまりもう脚本検討稿は完成していると。

 これが公式の発表なんですよ。


 それで、このステートメントだけ見ていると、まるで『シン・ウルトラマン』が樋口映画に見えるんですね。

 それで庵野くんは、「もう、ちょっと手伝うだけ」みたいに見えるんですけども、でも違うと。

 だって脚本はもう2019年の2月に出来てるんだから、だったら後で合流する必要が無いわけですよ。

 
 では何で合流するのか?

 企画・脚本としてのみ参加なんだったら、もう仕事は終わっているわけですよね。

 つまり、『エヴァンゲリオン』公開までは、樋口組に下ごしらえをコツコツコツコツやらせておいて、後は『エヴァ』が完成してからいっきに撮影を進めると。

 そんなやり方なんじゃないかなと思います。

 同時に、「『エヴァ』をやらずに、あんな事ばっかりやりやがって!」っていうファンの方々の キツ~イ メッセージが、マジでボディブローのように効いてるんだろうなと思います(笑)。


 多分ね、やっぱりみんなエゴサーチしてるんですよ。

 エゴサーチしてるから、案外、腹にドンドン効いている。

 なので、その作家の作品を楽しみにするんだったら、あまりバンバン文句を言うのは止めた方がいいんじゃないのかなと思います(笑)。

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いかがでしたか?

「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。

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よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。

みなさんからの様々な質問をお待ちしています

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岡田斗司夫

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コメント

岡田斗司夫さま

いつも、自動車の移動時間など、
とても楽しく拝聴しています。
私は宮城県石巻市で牧師をしている
神学博士の川上直哉と申します。
以前、ゴシック建築の会の時、
とても参考になり、感謝のコメントをお送りしました。
その時も、少しだけ番組内で応答してくださり、
「あ、本当に読んでいて下さる」と
頭が下がった思いがしました。

今回、シンゴジラと原爆のお話で、
またまた、目から鱗が落ちた思いがしました。

不勉強で「ダンフォール作戦」について知らず、
当然、それに対応する大日本帝国側の
「決号作戦」についても、知らなかったのです。
その状態で、戦後五十年のエノラゲイ展示事件について
大学で講義をしていたりした。まことに
無知を恥じました。

新しい学びを感謝しているところです。

シンゴジラを見た頃は、まだ、
岡田斗司夫チャンネルは知りませんでした。
シンゴジラを見たとき、やはり、
冒頭の博士の失踪(自殺?)のシーンだけ
まったくわからないままでした。
その解釈として、今回の岡田さんの解釈は、
本当に、ぞっとするほど、よくわかるものでした。

というのも、私は、2011年から、
NPO法人「東北ヘルプ」という
キリスト教横断組織の事務局長として、
津波と原子力の二つに向き合ってきたからです。

原子力災害の中で、何人もの仲間が
この8年半の間に、実際に、変な形で、
死んでいきました。しかしその人たちは、
そしてその人たちの周囲の人たちは、
「それが原子力せいだ」と思いながら、
でも、「そうでないかもしれない」という
よくわからない声に抑圧されたようにして、
行き場のない思いを抱えて、言葉を失い、
葬儀を行い、そして、そのまま、今を生きています。

その「遣る瀬無さ」が、ゴジラに切実する。

本当に、よくわかる話に思えたのです。

新海監督の「君の名は」で、
原発事故は、思い出しても不愉快なことに、
「なかったらよかったのに」という願望が、
そのまま、映像化され手押しし進められる。
そのいたたまれなさに、私は、
悔し涙を、映画間で、本当に、流しました。

それと比べて、シンゴジラは、
本当になにか、胸に迫る良い作品だと思ったのですが、
なんだかまだ、言葉にできない思いがしていました。
今、やっと、それが言葉にできそうです。
感謝をしています次第です。

「崖の上のポニョ」を取り上げるために、
気になっていることを、と、
番組内でご照会くださいました。

シンゴジラが原子力であれば
あの映画は、津波です。

むかし、どこかで、宮崎駿監督は、
「紅の豚」を作った後に
コソボ紛争になってしまって、
「とても反省した」「あんなふざけたものを作るんじゃなかった」
と、そう言ったと、書いてあったように記憶しています。

ポニョを描いてから、3.11が来た。
パンダコパンダでもそうですが、
今、宮崎氏の津波のシーンには、
やはり、変なものを感じてしまいます。

そのあたり、なにか、
コメントを頂ければ
まことに幸いです。

これからも、楽しみに
拝聴(車内ですから!)させていただkます。
ガンダムも、楽しんでいます。
どうぞ、良い旅を!

川上直哉

No.2 56ヶ月前
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